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日本の古墳壁画ではキトラ古墳だけの獣頭人身十二支像
キトラ古墳の特徴のひとつは、動物の頭と人間の体で十二支
をあらわした獣頭人身像が描かれていること。
身につけている中国風の衣装が陰陽五行説にのっとった各方位
の色で描かれています。手に武器をもっている点は中国の意匠
では見られない特徴ですが、仏教の影響とも朝鮮半島の影響
とも言われています。
---------------------(説明文より)


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確認できる6体の十二支像。
キトラ古墳の十二支像のうち図像が確認できるのは、
子、丑、寅、午、戌、亥。はっきりと見えないものもあり、
午は壁にかぶさっていた泥に図像が転写された状態で確認され
ました。
---------------------(説明文より)



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確認できない6体を海外の十二支像から推測。
確認できていない6体については、どのように描かれていた
かはわかりませんが、中国や朝鮮半島の十二支像から、
ある程度、想像することができます。
---------------------(説明文より)
【キトラ古墳天文図】

【高松塚古墳天文図】

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キトラ古墳の古墳石室の天井は 星空を精密に描いている。
キトラ古墳石室の天井に描かれた天文図は、現存する
世界最古の科学的な天文図です。天の赤道や太陽の通り道で
ある黄道が描かれ、大きな呪術的力をもつとされた北斗七星
をはじめとする中国式の星座が配置されています。
円を描くためのコンパスを使ったあとも確認されており、
正確とは言えないまでも、実用的な天文図をもとにして描いた
と考えられています。『日本書紀』の天文に関する記録に
よれば、日本で天文に大きな関心がもたれるようになった時期
は飛鳥時代からです。
---------------------(説明文より)
【石室について】


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石室は18個の凝灰岩を組み合わせて作られています。
奈良と大阪の境にある二上山の凝灰岩が使われ、
石室内の天井は屋根形に加工されています。
南の天井石も外側が屋根形に加工されています。
石と石のすき間は漆喰で埋められています。
---------------------(説明文より)


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段をかみ合わせて組み立てる
「相欠き」という工法で造られています。
「相欠き」とは、つなぎ合わせる2つの部材をカギの手形に
組み合わせる工法のこと。現代でも使われている工法です。
この工法で石をがっちり組み合わせて石室が造られています。
---------------------(説明文より)
埋葬されていた人がどんな人だったかという事だけでなく、
名もわからない壁画を描いた人が一体どんな人だったかとか、
どんな事を考えながらコレを描いたのかも気になってしまう私。
変だよって言われるかもだけど、自分自身、絵を描く事が好き
だからか描き手についても知りたくなるクセが…
(昔の絵巻物を見ても同じ考えに陥る)
遥か昔に想いを馳せながら見学するのは面白かったです。
皆さんも四神の館を見学してみては如何でしょう。
施設の情報はこちら。
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キトラ古墳壁画体験館 四神の館
https://www.nabunken.go.jp/shijin/
住所/奈良県高市郡明日香村大字阿部山67
開館時間/※入室は閉室30分前まで。
9:30~17:00(3月~11月)、9:30~16:30(12月~2月)
入館料/一階展示室は無料。申し込み不要。
閉館日/水曜(祝日の場合は翌平日)・年末年始
※作業等により臨時に閉室する場合があります。
※台風等の影響により、気象警報が発令された場合には、
壁画保存管理施設(四神の館1階)は、開室時間内でも
臨時で閉室することがあります。
※施設情報は2021年3月現在のものです。
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ブログに訪問ありがとう。
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四神像や獣頭人身十二支像、天文図など完成度が高くて驚きです。
>どんな事を考えながらコレを描いたのかも気になってしまう私。
そうですよね!
この時代に、どんな人たちが、どんな状況で、どんな思いでこの絵を描いたのか
とても気になります。
彩色もされていたようなので、出来上がった直後の石室を見たかったですね。
体験館でも、どうせレプリカを展示するなら、それを想像して再現して見せて欲しい。
奈良に行く時は、高松塚古墳も近いようですので、是非セットで行きたいです。
いつもコメントありがとうございます♪
天文図、四神、十二支像…これらを遥か昔の歴史に名も
残されていない人が描いたってだけでもうロマンですよね。
実物の壁画はいつまで公開の予定かはわかりませんが、
少しづつ絵を入れ替えて、定期的に開催されているよう
なので機会があればtomabiさんも是非♪
http://www.kitora-kofun.com/index.html
↑壁画公開事務局のページもまた更新されていくと思う
ので一応貼っておきます。