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2014年05月29日 (木) | 編集 |
…とはいえ、いきなり読めと言われても「ハードルが高いッス」
なんて思う人が多いかと思われます。


私も学生の頃は「難しそう」とか「読んだってどうせつまらない」
とバカにしていたけれど、大人になってからその面白さに気が付いた。
古事記を読んでから今まで見えなかった物(というかそれまで見よう
としなかった物)や気付かなかった事まで見えてくるようになって
その大事さにも気付いた。古事記を読んで生まれ育った日本をもっと
好きになる。『愛国心』や『郷土愛』ってのはひょっとしたら、
こういった所からも芽生えてくるのかも知れない。

日本は天皇を中心とした神の国です。
何か問題でも?


古事記は日本最古の歴史書であり、
神道をベースとした日本神話でもあります。それからどこの国にも
神話は存在します。自国の物語に興味のない国なんて…
あぁ、残念なことに“現代の”日本人がそうですね。
海外では自分の国の成り立ちについて知っているのは「当たり前」
の事なのだそうですよ。知らないと言うと、
「お前日本人の癖にに何で自分の国の物語を知らないの?バカ?」
と言われ、他国で恥ずかしい思いをする学生もいるとかなんとか。
神武天皇による建国の物語について語れる子供って、
日本国内にどれだけいる? きっとそんなに多くはないよね。

『アーノルド・トインビー』
というイギリスの歴史学者はこう言ったそうです。
「12、13歳までに民族の神話を学ばなかった民族は、
例外なく滅んでいる」


そこで! (`・ω・´)シャキーン!
子供の頃からもっとこういうものに触れさせるべきだろうと、
私は多くの人に伝えています。子供の頃からいきなり古事記を
読み聞かせるなんてのはちょっと無理な話なので、
こういった絵本がありますよーと。

絵本なら難しくないっしょ?

まずはひとつめ、ドンっと!

0歳からの読み聞かせ絵本の決定版
『幸せの国の 幸せの子供の話』〜日本神話〜

http://www.ninigi.jp
【発行】教育の拠り所策定委員会(全国青年会議所会員有志)
【監修】出雲井晶
【協力】高橋史朗
【仕様】A4判カラー34頁・解説書(B5判モノクロ4頁)付き
【価格】500円(税別)

私は秩父神社へ行った時にコイツを買ってきました。
古事記+日本書紀の物語で要点をキチンとおさえ書かれています。
可愛い挿し絵なので、小さなお子さんに絵を見せながら読み聞かせ
てもOK。簡単な文章で構成されているのでどんな子供でも
理解出来ると思います。
仮名も振られているので小学生の読書にもオススメ。
勿論、大人が読んでも大丈夫!お値段も安いのでこの機会に是非。

そしてふたつめ、ドン!

神奈川県神社庁
冊子「みんなの神さま」を無料で差し上げます。

http://www.kanagawa-jinja.or.jp

こちらはなんと、日本神話の冊子を無料で貰えるそうですよ♪
ただし注意事項をひとつ。リンク先には書かれていませんけれど、
一家庭に各種一冊づつですので、たくさん欲しくても欲張らないように。
「全種類欲しいです」が可能ですので、まずはお問い合わせを。
こちらも小さなお子さんへの読み聞かせに如何でしょう。

とにかく…日本人なら古事記を読もう!
良いと思ったら、今度はあなたが周りにオススメする番ですよ。

こんな本もありますので是非。私はもう読んでしまいました。



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テーマ:絵本
ジャンル:本・雑誌
2014年04月30日 (水) | 編集 |
のぞいちゃダメですからね-----------------

絶対にダメですよ-----------------

ダメって言ってるでしょ----------

だからダメですってば--------

え、ちょっと!この画像覗いちゃうの?

本当に覗くの?!いいの?!

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 
http://blog-imgs-70.fc2.com/a/j/i/ajiteiseruna/himitu.jpg

あーあ、のぞいちゃった。これって人間のサガでしょうね。
「〜してはいけませんよ」と言われると気になっちゃう。

記紀ではイザナギさんがイザナミに…
「ココで待ってて。但し決して私の姿を見ないで下さいね」
と言われたのに約束を破って中へ入り、
全身蛆だらけで醜い姿になった彼女の姿を見てしまう。
神様ですらこんな感じなんですからw

それからもうひとつ、海幸彦・山幸彦のお話の中では、
火遠理命(山幸彦)が豊玉姫に「私が子を産んでいる時は
決して産屋を覗かないで下さいね」と言われるのですが、
彼もまた禁忌を破り中を覗き、彼女の本当の姿(サメの姿)
を見てしまう。

どちらの話でも、その後にお別れになっちゃうんですよね。

倭迹迹日百襲姫命が、夜な夜な現れる男(大物主)の正体
を知りたくて「明るい時間にあなたの姿を見せて欲しい」
とお願いをし、「朝、櫛箱を覗いて私に驚かないで下さい」
と言われたのにもかかわらず正体が蛇だった事に驚き、
尻餅をついてお股に箸(恐らく火箸の事かと)が刺さって
死んでしまうお話もありましたね。

記紀だけでなく昔話にも『ツルの恩返し』に『浦島太郎』。
「〜してはいけない」の禁忌を破ってしまうお話は
いくらでもあります。そしてそれは日本だけでは無く、
海外にもそのテの物語はいくつも…



「〜してはいけない」と言われると逆にしたくなる不思議。
ずっと前の話ですけれど、私が見て後悔したのはかの有名な
首切り動画。「後悔するから絶対に見ない方がいいよ」と
言われている動画だったのですが…「見るな」と言われると
ますます見たくなる。「グロ耐性あるから大丈夫!」と、
余裕ぶっこきながら見た私。ええ、そらもう後悔しましたよ。
どんだけグロに耐性があってもアレだけはダメだった。
暫く肉が食えなくなりましたからね。orz(記事:©SERUNA)

「開けないで下さいね」「見ないで下さいね」
「やらないで下さいね」の禁忌を破ってやってくるのは殆ど
絶望や後悔しかないのですから、するなと言われたら
恐らくやらない方が幸せなのでしょう。


パンドラの箱の最後には希望が残されていましたが…
さてと…あとはこれをあなたがどうするかが大事かも。


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テーマ:趣味と日記
ジャンル:趣味・実用
2014年04月02日 (水) | 編集 |
千引岩がある所から、駐車場にチラッと目をやると、
ウチの母と同年代くらいのご婦人がこちらを見てニコニコしている。
…あ、地元の人っぽい。また方言で話しかけられたらどうしようww
と、そんなことを思いつつも、でもやっぱり何だかんだで地元民との
コミュニケーションは大好きなのでちょっとワクワクする。


ご婦人:「もしかしてこの車で来たの?静岡から?」
SERUNA:「あっ!はい、静岡からです(良かった!方言じゃ無いw)」
ご婦人:「あらまぁー!凄いわねぇ、時間かかったでしょー」

このかた、ここの超ご近所に住んでいる人で、
毎日このへんに散歩に出掛けては、時々旅行者に出会うと、
イザナギとイザナミの物語について説明をするのが好きなんだそうだ。

20140316_黄泉比良坂_002

記紀とはまったく関係無い話だけど、脇にあるこの池、
むかし地域の人でたくさんの鯉を放流した事があって、本当はもっと
住んでいたのだけど、鳥が鯉を食べてしまって、今は数匹しか泳いで
いないらしい。言われてみれば確認できるだけでこの時、紅と白の
二匹だけしか見つけることが出来なかったです。

色々雑談をしながらでしたが、
この山には千両や万両と名のついた植物があって、これらは合わせて
揃えて正月に飾る縁起物だということを説明して下さいました。
参考リンク→http://www.azami.sakura.ne.jp/hana/zoku/manryo.htm

さて、少し話を元に戻して…

20140316_黄泉比良坂_007

まずは駐車場側からの道。
この道を進み、山道を真っ直ぐ進んで行くと小石が積まれた場所に、
『塞の神』と言われる道祖神があります。

ここは、塞の神という神様が、イザナギを追うイザナミの前に立ち
持っていた杖を投げて(置いて)「ここから先へは行っていけない」
と言われた場所だそうです。古事記にその『塞の神』は出てきませんが、
日本書紀ではこの神について触れられています。

20140316_黄泉比良坂_008

塞の神は道祖神。人間に襲いかかる悪霊や災難に立ち塞がって、
人間を守ってくれる神様。その昔このあたりでは、塞の神の前を通る時
には石を置いていくという習慣があったそうで、今でもこのようにして
少しづつ積まれた石が残っているのだと仰っていました。

20140316_黄泉比良坂_009

写真の左側に『塞の神』が祀られています。

そういえば、この山の上の方には更に不思議な石があるとか。
ご婦人は登って行ったことが無いので詳しくは知らないらしいけれど、
黄泉比良坂の保存会の人が詳しいと教えてくれました。
「今その人が居れば良かったんだけど…」と残念そうにしていた。
いえいえ、その情報だけで充分。

「じゃあ、私はもうちょっと散歩して行きます。良い旅を♪」
と私たちに言って、塞の神の前でお別れをしたご婦人、
次のコースに行こうと黄泉比良坂を後にした道でまた再会w

SERUNA:(車の窓を開け)「さっきはありがとうございましたー」
ご婦人:「あらぁー、あははwまた会っちゃったww
    これからどちらへお参り?揖屋神社へ向かうの?」
旦那:「そこは前に参拝したので今から美保関へ行こうかなって。
    美保神社をお参りして、そしたら静岡へ帰ります」
ご婦人:「あそこは恵比寿様よね。櫂を落としてサメに噛まれたw」
SERUNA:「で、鶏と卵が大嫌いになっちゃうんですよねw」
ご婦人:「そうそう!あらま、よく知っていらっしゃる。
    こないだまであの地域は、卵を口にしなかったのよね」
(※こないだと言っても、数十年前までの出来事かと)

ご婦人:「すごくいい所よー。楽しんでいってね♪」
SERUNA:「ありがとうございまーす。お元気でー♪」( ´ ∀ ` )ノ

こんなやりとりがあったりして、楽しかったですよ。
美保神社の事代主神(恵比寿様)がサメに噛まれたお話はまた、
美保神社のエントリーでお話致します。(記事:©SERUNA)

【追加情報として…】
『黄泉比良坂』の場所はここ。マップ中央、池があるあたりです。
9号線から車で行けます。→詳細:Googleマップ

じめっとした場所でちょっと怖いかもですが、
付近が整備される前はもう少し薄暗くて怖い場所だったそうな。


《旅のコースについてはこちらをどうぞ》
二泊三日の島根旅
テーマ:国内旅行
ジャンル:旅行
2014年04月02日 (水) | 編集 |
2014.3.16探訪
私がここを訪れるのは二度目。最初に来た時には、
駐車場がわからなかったために旦那を待たせて自分だけで見に
行ったのですが、今回は車を駐める場所を発見できましたので、
一緒になって見に行くことにしたのです。


20140316_黄泉比良坂_001

http://www.nihon-kankou.or.jp/shimane/detail/32304af2170020021
(国道9号から駐車場まで、車で行けます)

なんかもう、伊邪那岐命と伊邪那美命について語るのに
古事記の物語を最初から説明するのも長くなるしメンドクサイので、
2分くらいでわかる有名なあの動画を貼っておこうかなw



何やかんやあってイザナミが、夫であるイザナギを追いかけてきた
という坂がここ『黄泉比良坂(伊賦夜坂)』という場所。
あの世とこの世の境です。

20140316_黄泉比良坂_003

ここに到着してみるとチョコンと鳥居が立っているのですが、
そこをくぐると『千引岩(ちびきいわ)』と言われる大きな岩が。
むしろ駐車場からすぐ見える場所にあります。写真じゃ伝わりませんが
ちょっとデカいです。一人では絶対に動かせません。

20140316_黄泉比良坂_005

物語の中ではイザナギは、妻がこれ以上追って来れないよう、
大きな岩で道を塞ぎ、お互い離別の言葉を交わします。

イザナミ:「約束を破ったあなたに恥ずかしい姿を見られてしまい、
     こんな目にあわされた。もうあなたのいる世界には戻れない」
イザナギ:「私は今でもお前が恋しい。しかしもう別れることにしよう」
イザナミ:「これから後、あなたの国の人間を毎日千人づつ殺してやる」
イザナギ:「ならば私は毎日、千五百人の産屋を立ててみせよう」

……壮絶な夫婦喧嘩です。神の喧嘩スケールデカすぎwww
というか毎日千人づつ殺すとか、人間とんでもないとばっちりw

(ってこれは人間の生き死にを意味するものなんですけどね)
まぁ、こんな感じのお話が満載ですので、古事記を知らないという
人は是非とも一度読んでみて欲しい。絶対にハマるから。

20140316_黄泉比良坂_006

岩のすぐそばに、記紀のお話になぞって桃の木が植えてありました。
前回に来た時には札がついていませんでしたが、「やまももの木」
の札が掛けられていました。新しいので最近付けられたものでしょう。

古事記では、千引岩で道を塞ぐ前にイザナギが追っ手に桃を投げつけて
退散をさせるのですが、「お前が私を助けたように、もしも葦原中国の
人々が苦しい目に遭っている時にはお前が助けてやってくれ」
と、この桃に『意富加牟豆美命』という名前をつける場面があります。

20140316_黄泉比良坂_004

『神蹟 黄泉比良坂 伊賦夜坂 伝説地』と刻まれた石碑は、
皇紀2600年記念事業として昭和15年7月、当時の揖屋町長『佐藤忠次郎』
(佐藤造機株式会社 初代社長)が、神蹟の荒廃を嘆き建てたもの。

現地にプリントが置いてありましたので、後半からちょこっと転載。
--------------------------------
 伊邪那美命が黄泉の国に隠れたあとをつけて通った道を、
今もつけ谷(付谷)といい、山坂道を追っかけ上がった坂を追谷坂
(大谷坂)とよばれている。その峠には塞の神(道祖神)が祀ってあり、
そこを越した所が夜見路谷であって、ここに神蹟伝説の碑が建っている。


----------(黄泉比良坂神蹟保存会のプリントより一部抜粋)

★その2に続きます。
http://ajiteiseruna.blog.fc2.com/blog-entry-130.html
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2014年03月29日 (土) | 編集 |
2014.3.15探訪
島根県雲南市木次町湯村の『天が淵』。
斐伊川の上流にあるこの場所はその昔、八岐大蛇が住んでいた所と
言われています。別の伝承ではスサノオに『八塩折酒』を飲まされ、
酔いつぶれた大蛇が逃げ込んだ場所とも伝えられているのだとか。


20140315_天が淵_001

斐伊川に添って国道314号をひたすら南へ行った場所に、
『天が淵公園』という場所があるのですが、温泉神社の少し手前の
場所にあるので、川の方をチラ見しながらずっと進んで行けば
たぶんわかると思います。※休憩所のような所でした。

天が淵
http://www.unnan-kankou.jp/contents/orochi/5

20140315_天が淵_002

…あれ?写真右下、端っこの二本の赤い光のような物何だ?
こんなのあったっけな?光線の具合で偶々入っちゃったのかも?
おいおい何だよホラーだなと思いつつも、気にせず淡々とアップw
まさかの心霊写真(多分違うと思う)www


斐伊川流域は古代から山陰地方の政治や文化、経済の中心として発展
してきました。そして八岐大蛇伝説は、島根の斐伊川を中心にして
展開されています。古事記で語られる大蛇の姿は…

「ほおずきのように真っ赤な目、一つの身体に頭が八つ、尾が八つ、
胴体は苔生し、檜や杉が生えている。その長さは八つの谷と、
八つの山間を這い渡るほどで、腹を見れば血膿のようにただれて、
血が流れ出している」


八岐大蛇は、斐伊川を神格化したもの。

血に染まる大蛇の腹は『たたら製錬』を意味し(『鉄穴流し』により
砂鉄をふくんだ砂で川底が赤く錆びた色になる)、大蛇が大暴れする
のは洪水で斐伊川の氾濫を意味するという説があります。
(奇稲田姫は田畑をあらわし、生贄にされる=斐伊川の反乱で田畑が
飲み込まれる…という例え)実際に斐伊川のあたりでは、
そういった被害が何度もあったというお話が残されていますね。

現在の斐伊川の全長は、約153km。
くねくねと蛇行する様や幾つにも分かれた派川を見ると、
八岐大蛇に例えられるのがなんとなくわかるような気がしませんか?

20140315_天が淵_003

天が淵と言われる場所を写真におさめてみました。
何かが棲んでいそうな雰囲気が…するようなしないような。
天が淵には『蛇帯』と呼ばれる、青と赤の筋になっている石があり、
それが八岐大蛇の足跡と伝えられているとありますが、
「現在ではほとんど見えなくなっている」との事で探そうと思っても
どれがどれやらサッパリわかりませんでした。

20140315_天が淵_004

スサノオは、繰り返し水害がおこる斐伊川の『治水灌漑工事』
を行っていたのではないでしょうかね。今のところは大体それが
八岐大蛇退治のお話として残された…という説になっていますが、
私もそうだと思っています。(記事:©SERUNA)

むかし本当にあったお話ってのは、ほとんどが何かに例えられて
伝説として語り継がれていたりしますからね。
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