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定食屋さんに訪れるような感覚で見て戴けたら嬉しいです。中身は趣味のネタ色々、たまに飯テロ。ヲタクなネタから神社めぐりまで。お好きな記事をブログカテゴリからお選び下さい。
2014年09月26日 (金) | 編集 |
2014.9.23探訪
焼津には『日本武尊 御沓脱之旧蹟』という史跡があります。
その名の通りヤマトタケルと関係がある場所で、
記紀に書かれていない彼のエピソードが残されています。

家から歩いて行ける距離にあるので久々に足を運んでみたら…
あぁぁ、雑草生えてるし。
祭りの時の榊も枯れたまま放置されてるよ。
お掃除してさしあげたいッス。

20140923_okutunugi_001.jpg

日本武尊 御沓脱之旧蹟
住所:静岡県焼津市焼津6丁目
(普門寺の冠木門の東約100m)

ヤマトタケルが東征の途中、御沓を脱いで休息をして
老女から小麦飯の饗応を受けた小庵の跡です。
明治の中ごろまでは老女の子孫(下村家)の住居があり、
焼津神社本祭の特殊神饌を調製していました。
事情があって下村家はここから住まいを移転させてしまい
ましたけれど、現在もなお、この焼津の地にお住まい
だという事です。


御沓脱之旧跡にある石像は盗難やイタズラ防止のため、
いつもは剣を持っていないのですが、8月の大祭『荒祭り』
の時だけ剣をさしている姿を拝むことが出来ます。
(記事:©SERUNA)

↓ 剣を持つお姿はこちらの記事をご覧になって下さい。
http://ajiteiseruna.blog.fc2.com/blog-entry-355.html
http://ajiteiseruna.blog.fc2.com/blog-entry-360.html

20140923_okutunugi_002.jpg

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特殊神饌

柏餅:八月一日、御注連下し祭の神饌で小麦粉、小豆、
  塩の材料にて塩あんの柏餅を調整して作る。

碁石御供:八月十二日夜、御神楽祭の神饌で、
  粳米を搗き粉にして浄水でねり、碁石大に製し、
  せいろに納めて献る。

生魚の掛魚:御神楽祭、例祭、四回の神幸式御旅所祭
  の時に海の生魚(黒鯛またはすすき)を献る。

煎豆飯:八月十二日夕祭の神饌、粳米を炊いて、
 その中に大豆を煎って皮をむいたものを混ぜ入れる。

小麦飯・櫛形餅・牛の舌餅
 小麦飯は、小麦をふかし、こうせんをまぶしたもの。
 櫛形餅、牛の舌餅は夫々その形状を言うのであるが、
 三種の神饌とも神幸式北御旅所御祭事の時に、
 御供捧という少女が特別に奉献するのである。


-----------(焼津神社略記 冊子より抜粋)

石像のヤマトタケルはこんなですが、
私が想像するのは全然違って何と言うかもっとこう…
(以下延々と妄想語り)

20140923_okutunugi_003.jpg

ヤマトタケルが食事をとった場所は各地に残されていて、
実はそういった場所にも興味を持って幾つか足を運んで
いるのですが、彼がご飯の旨さを褒めながら、
美味しそうに食事をとっている姿を妄想しはじめると
もう止まらなくなります。( ^ω^ )

一部、焼津弁でお送りいたしますよw
(祖母の口調を思い出しながら書いてみよう)

タケル:「旨いなコレ。褒めてつかわす(もぐもぐ)」
老女:「あんがてぇなぁー (´・ω・`)」
タケル:「おかわりはあるか?もっと食いたいぞ」
老女:「あんとうよぉ。ほれ、たんと食べてってくりょう」(※1)
タケル:「ここまで長旅だったから腹が減ってな…」
老女:「いせぇで食うとつっかえるで、きょーつけよぅ」(※2)

(※1)ありがとう。ささ、沢山食べていってください。
(※2)急いで食べると喉につかえるから、気をつけてね。


…遥か昔の焼津弁がどんなだったかは知らないけれど、
会話する時に方言の問題をどうクリアしていたのか
凄く気になる。

ところで『老女』って幾つくらいの人だったんだろう?
だってほら、昔は寿命が短かったから、現代では老人でない
年齢の人が「老人」って言われていた時代だったからさ。

小麦飯ってどんな味がするんだろう。
神社でいただいた冊子に小麦飯の写真が載っていたけれど、
モノクロでよくわからなかったな。
そもそも小麦に混ぜる「こうせん」とはいったい何ぞや?
と思いググっってみた。ほほう、なるほど「香煎」か。
「香煎=麦こがし」でイメージするものは落雁ッスかね?
麦飯も落雁も大好きだぞ。
美味いものが二つ合わさればきっとウマいに違いない。
(美味いもの+美味いもの=更に美味しいってそれ
小学生の思考だろ!とツッコまれそうw)

おまけ
↓ 4月に書いた焼津神社を紹介する記事も貼っておきますね。
(1)http://ajiteiseruna.blog.fc2.com/blog-entry-131.html
(2)http://ajiteiseruna.blog.fc2.com/blog-entry-132.html


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