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定食屋さんに訪れるような感覚で見て戴けたら嬉しいです。中身は趣味のネタ色々、たまに飯テロ。ヲタクなネタから神社めぐりまで。お好きな記事をブログカテゴリからお選び下さい。
2016年05月17日 (火) | 編集 |
いきなり検索でココに辿り着いた人は、その1からどうぞ。
http://ajiteiseruna.blog.fc2.com/blog-entry-1188.html

その他、摂社や末社が沢山あって写真にも幾つか撮ったのですが
あまりにも多すぎるのでそちらは省略しておきます。
なんたってその数、68社もありますからね!
どんな境内社があるか知りたい人はリンクを貼っておきますので
そちらをご覧下さい。

境内社について。
http://www.kuzunohainari.com/?page_id=45

さて、境内を散策しているとこんな場所が。
これは『お滝行場』といって、今はその面影はありませんが、
滝行が行われた場所であったそうです。境内案内図を見てみると
その側が池となっています(え?池?って感じの場所でした)。

20150823_kuzuhainari_007.jpg

お滝行場近くの公園のあたり。
この辺にも境内社がごちゃっと集まっています。むかしむかし、
この場所はもっと鬱蒼と茂った森だったのでしょうね。

20150823_kuzuhainari_008.jpg

葛葉稲荷神社には『姿見の井戸』と言われる井戸があります。
看板と井戸の間に立つ一本の木は『白狐化身の木』です。

20150823_kuzuhainari_009.jpg

この井戸は、葛の葉が人間の姿に化身した時に、
自身の姿を確認するために使ったと言われる井戸だそうな。
あの安倍晴明のお母さんですから、きっと超絶美人に違いない。

20150823_kuzuhainari_010.jpg

20150823_kuzuhainari_011.jpg

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姿見の井戸
 稲荷大明神第一の御命婦白狐が美婦人(葛の葉姫)と化身した
時に、鏡に代えて御姿を写した井戸。葛の葉が無事にこの森に
帰りついたことから交通安全を願う人々が姿を写している。


--------------(葛葉稲荷神社 境内案内板より)

『葛葉稲荷神社のクス』

20150823_kuzuhainari_012.jpg

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 葛葉稲荷神社のクスは「泉州志」や「和泉名所図会」をはじめ
とする、江戸時代の文献に「千枝のクス」として紹介されている
ように、枝が四方に繁茂していることから「千恵(智恵)のクス」
とよばれ、また幹が二つにわかれていることから「夫婦クス」
ともよばれています。
 幹は地上から約1mで二本に分かれていますが、これは既存の
幹を何らかの事情で失った後、根元から新たに二本の芽が出て
成長したものと考えられています。
 神社の由緒では花山上皇(平安時代・約千年前)が熊野詣の
際に「千枝のクス」と名付けられたもので、樹齢二千年とも伝え
られていますが、現存する二本の幹でつくられる樹冠の大きさ
(枝張り)は直径20m程度で、単木と仮定すると、直径2.9m、
幹周り9.0mのクスノキ(一本の幹)となり新たな出芽以降樹齢
は700年前後と考えられています。
 本樹は、市内でも屈指の巨木であるとして、また古歌や葛の葉
伝説に関連して神木として古くから祀られてきていることから
広く知られています。


--------------(葛葉稲荷神社 境内案内板より)

『利休作 ふくろうの灯篭』
神社の公式に詳しく書かれていなかったので、
作られた年代や、ここに置かれた年代などの詳細不明。
「利休作」と書かれているから利休さんが作った物なんだろう。

20150823_kuzuhainari_013.jpg

子宝、安産を願う『子授石』
葛葉稲荷神社公式によれば「安倍晴明遥拝石」とも言われる。

20150823_kuzuhainari_014.jpg

異類婚姻譚、いいね! (´∀ ` *)
しかも安倍晴明が絡んだ物語ときたら、もっとミステリアスな
ものに感じられ、厨二心をくすぐられます。
ケモナー好きな人にもたまらん神社かも知れませんw

皆さんも葛葉稲荷神社へお参りいかがでしょうか。


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2016年05月17日 (火) | 編集 |
2015.8.23 参拝 
去年参拝した記録です。
記事が古くならないうちにアップしていきますね。

20150823_kuzuhainari_001.jpg

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 昔、大阪阿倍野の里に『安倍保名』という若者がいました。
家の再興を念じ、この信太の森の稲荷へ日参していました。

ある日の事です。いつものようにお参りを終えて帰ろうとすると
一匹の白狐が走り寄ってきました。狩人に追いつめられて助けを
求めてきたのです。保名はこの狐を助けようと草むらに隠し、
狩人達と争いになりましたが傷を負って倒れてしまいます。
意識を失った保名が目をさまし気付くと、一人の美しい女性に
介抱されていました。名を『葛の葉』といいました。
(実はこの女性、保名に助けられた白狐なのです)

数日後、保名のもとへ葛の葉が訪ねてきました。
何度か会ううち次第に心を通わせ夫婦となり、二人の間には、
可愛い男の子が生まれました。


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※長いので分けます。

20150823_kuzuhainari_002.jpg

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…が、しかし幸せは長くは続きませんでした。
子供が五つとなった秋の事です。眠っている我が子に、
添い寝をしながらウトウトとしていた葛の葉は神通力を失い、
うっかり正体を現してしまいました。目をさました子供は葛の葉
の姿を見て驚きます。葛の葉は「もうココにはいられない」と、
口にくわえた筆で歌を書き残し、去っていったのです。

「恋しくば たづねきてみよ 和泉なる 信太の森の 
 うらみくずの葉」

その歌は、夫と子供に宛てたものでした。
書き置きを読んだ保名は、母を慕い泣く子を背にして妻を探し、
妻の名を呼びながら信太の森を訪ねました。
森には以前は無かった葛の葉が一面に生い茂っていました。
葛の葉は夫と我が子の声に応えるように、悲しげに葉の裏を見せ
ざわめいていました。


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20150823_kuzuhainari_003.jpg

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保名が悲しみにくれていると白狐の葛の葉が現れました。
「いつまでも一緒に居たいが、姿を見られてはそれも出来ない。
私の形見にこれを置いていきます」と金の箱、そして白い玉を
置いていきました。それは不思議な力を授かる宝物。葛の葉は、
「これを子供に渡してほしい」と保名に頼み姿を消しました。

母の形見を受け取った子供は、やがて陰陽道と天文学を学び、
様々な天皇に仕えた後の陰陽師『安倍晴明』となるのです。

※葛葉稲荷神社 公式サイトの由緒書きを元に作成しました。
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20150823_kuzuhainari_004.jpg

信太森 葛葉稲荷神社
http://www.kuzunohainari.com
御祭神:宇迦御魂神
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このお宮は正式には、
信太森神社、通称、葛葉稲荷神社といいます。
創建されたのが和銅元年(708)です。そしてこのお宮には、
安倍保名と葛の葉姫の悲しい恋物語が言い伝えられています。
おとぎ話や伝承の世界の主役にキツネがあります。
あくまでもお使いでありますが、葛葉稲荷ではウカノミタマの
大神やスサノオ命とともにキツネも神そのものです。


---------(葛葉稲荷神社 公式サイトより一部抜粋)

境内にあった葛の葉。葛の葉が詠んだ歌にある「うらみ」は、
葉の裏を意味する「うらみ=裏見」です。恨みとかではなく、
「未練」「悲しみ」を表す言葉と思ったいただけたら…

20150823_kuzuhainari_005.jpg

葛の葉は、葛葉稲荷神社の御神紋にもなっています。

20150823_kuzuhainari_006.jpg


★その2に続く!
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