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秩父今宮神社の境内には綺麗な湧き水が。

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環境省指定 平成の名水百選 武甲山の伏流水 清龍の滝
今宮神社には、古来より武甲山の伏流水が湧き出ており、
四月四日の水分(みくまり)祭ではこの伏流水の御神徳が秩父神社に
授与され、この日秩父神社では今宮神社の水幣(みずぬさ)を以って
御田植祭が斎行されています。
平成十五年この清龍の滝(武甲山の伏流水)が昔ながらの姿に
復元され、環境浄化の象徴として、又お浄めの霊水として珍重されて
います。
---------------(秩父今宮神社 清龍の滝石碑より)
今宮神社参拝の栞を読みますと、水分祭は、秩父神社の神官・伶人・
神部(農家の代表者)・秩父市や町会の代表者が今宮神社に集まり、
「水乞い神事」を行うもの。水幣(八大宮の御神徳=水と自然の法に
則した教え)が授与された後、この水幣によって「御田植神事」を
行うわけなのですが…秋になるとこのお水によって育った多くの稲が
収穫され、その感謝の祭り、神様の恵みと力である水を武甲山に
お返しするお祭りが、毎年十二月三日に行われる秩父神社の例大祭
『秩父夜祭り』であると言われているそうです。

秩父今宮神社
https://twitter.com/imamiyajinja
https://www.facebook.com/imamiyajinja/
御祭神:八大龍王神・役尊神(役行者=神変大菩薩)聖観音神・
伊邪那岐大神・伊邪那美大神・須佐之男命・八幡神・
※宮中八神(大宮売神・神御産霊神・高御産霊神・生産霊神・
足産霊神・事代主神・御食津神・魂積産霊神)大国主命・厳島姫・
稚霊日神・栲幡千々姫・菅原道真公他
(※宮中八神=御巫八神)

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今宮神社には古代より龍神池と言われる霊泉があり、
伊邪那岐と、伊邪那美の二柱の神様が祀られていました。大宝年間
(701~714)に役行者が飛来し、神仏混淆を旨とする修験の教えを
広めると共に、この地に宮中八神と、観音菩薩の守護神である
八大龍王を合祀し、以後、明治維新まで『八大宮』と称するように
なりました。役行者に続き、825年には弘法大師が来遊し大日如来を
奉斎。次いで大宮山満光寺、長岳山正覚院金剛寺が建てられ、
長歴二年(1038)には、二つの観音堂(現在の札所十四番今宮坊
観音堂及び札所二十八番橋立寺観音堂)も建立されました。
十二世紀には熊野権現を勧請。宮中八神と大日如来の習合である
八大権現社が建立され、寺院、神社、観音堂、祠と併せ百をゆうに
越える一大修験道場となりました。
十六世紀初めに全国的に疫病が蔓延したため、
八大権現社では天文四年(1535)、京都今宮神社より須佐之男命を
勧請し『今宮神社』を創建。このころ満光寺の弁天堂も再建され、
翌年には札所も三十四カ所整えられて未曾有の宗教ブームが到来。
秩父は日本に冠たる霊場となりました。永禄十二年(1569)には
これらの寺・社を総称して、一山を『長岳山今宮坊』と称し、
組下四十九寺を擁する本山派修験聖護院直末として隆盛を極め、
諸国先達二十九寺の一つにも数えられました。天正十九年(1591)
には徳川家康より御朱印地十石、除地七石を賜り、松平大炊頭の
祈願所としても栄え、およそ百年後の元禄十四年(1701)、
今宮坊は真っ先に江戸開帳を行い、組下の力を結集して秩父札所の
紹介と発展に寄与したといわれています。
明治元年、明治政府の神仏分離令により修験道は廃止。
今宮坊もその解体を余儀なくされ、今宮神社・八大宮と今宮観音堂
(現札所十四番)、橋立観音堂(現札所二十八番)に分離され、
二十八番は昭和八年に石竜山橋立寺として、十四番は昭和二十七年
に長岳山今宮坊観音堂とし、それぞれ今宮神社から独立して管理を
されるようになりました。しかし御神体、御朱印、社宝、古図、
古文書、今宮坊歴代別当・宮司の墓所、それに今宮の由緒と
その精神は、現在まで継承されております。
平成四年を以て神社活動を再開。
神域並びに神社の活動を本来の姿に復す努力を続けております。
往古の由緒をふまえて平成六年には百三十年ぶりに龍神祭が復活。
平成八年には全国の篤志家の浄財により役尊神祠(行者堂)を建立。
龍神祭、行者祭も年毎に盛大に行われるようになりました。
神仏合わせた力を備えられ、綺麗な水と正しい教え(仏法・真理)を
以て道なき道を切り開かれる八大龍王様は、観音様と一体となられ、
万物を生かし育まれるという利他の業をされながら、
新しい時代を拓いて下さる神様として、多くの崇敬者たちの信仰を
集めています。
※神社のホームページが消滅していましたので、
御由緒は埼玉県神社庁のページから一部転載しています。
http://www.saitama-jinjacho.or.jp/shrine/8982/
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YouTubeより動画を拝借。秩父神社の御田植祭。
秩父今宮神社と、秩父神社。
それだけではなく秩父にある様々な神社やお寺、神様にしても、
秩父で行われるお祭りにしても、色々学んでいくうち「水」「龍」
の共通点とキーワードが数多く出てくる事に気付かされます。
私の中で秩父はすっかり「龍神の町」「龍の棲む町」「龍神信仰」
というイメージで定着しました。ちょっとカッコいいですね♪
また秩父へ遊びに行ったら、
今宮神社でお参りをしたいと思います。( ´ ∀`)ノ
【これから秩父今宮神社へ行かれる方へ】
今宮神社とあわせて『今宮坊』(秩父札所14番・観音堂)
へ行かれる事もオススメしておきます。今宮神社と今宮坊を一緒に
お参りをして「二所参り」になるそうです。
http://www.chichibufudasho.com/chichibu34/introduction/14ban/
ちなみにですが、今宮坊には龍神・観音・行者の御神徳を合わせた
『三体御守り』という御守りがあって、それを三体重ねて身につけ
霊場巡りをする事をオススメしているようです。今宮坊の場所は、
神社のすぐ近く。興味がありましたらこちらも如何でしょう。
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