いきなり検索でこの記事に辿り着いた人は、その1からどうぞ。
→ http://ajiteiseruna.blog.fc2.com/blog-entry-1640.html
鎌田神明宮に、伊勢神宮(外宮)の御用材が。
ここで神社についてわからない人に、わかりやすく説明しますね。
伊勢神宮の御遷宮(20年に一度執り行われます)にて、
社殿などを取り壊した際に出た古材をどうするかといいますと、
神宮にゆかりある神社に譲渡されます(つまりお下がりなのですが
その前に、古材を欲しい神社は手を挙げ書類を提出する)。
古材は綺麗にされたのち、譲渡された神社にてお社を建て替える
材料などになります。
譲渡された神社で出た旧社殿などの廃材はどうなるかって?
ここの神社ではこんな風にされたようですね。
使い古した物も決して無駄にしない、エコな発想ですな。
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=690811837759557&id=321447141362697
(リンク先:鎌田神明宮 Facebook)

扉が閉まっていました。なので、ガラス越しに御用材を撮影。
この御用材で稲荷社を建て替えるのだそうです。ちなみに、
譲渡されたのは元々外宮の板垣と覆の板だった物だとか。

そしてなんと、神宮からのお下がりはこれだけではないんです。
鎌田神明宮公式サイトやFacebookにも書かれていますが、
御神宝の矢と鏡(これも遷宮ごとに作られる)まで!
http://www.kamadashinmeigu.com/syamubibouroku.html
-----------------------------
神宮撤下御神宝弐点
・外宮別宮 風宮「御矢 革御靭」壱合
・外宮摂社 河原淵神社「御鏡 轆轤筥」壱面

※御神宝の画像は、鎌田神明宮公式サイトより。
-----------------------------
さて、ここでもう一度御由緒のあの部分を読んでみましょう。
>今より千三百年前の人皇四十代天武天皇白鳳二年(651年)
>豊受姫伊勢国より渡御し給う、中島浜表に白羽の箭降り立ち
>光を放つ、諸人恐れて近づくものなし。
>翌日海上光り渡り波浪競い来たり、御船と共に跳び上がり
>箭と一所に納まり給う。「万民奇異の憩を為すところ
>神託あらたかなり、我は是豊受の神なり、永く鎮座の処は
>重ねてことを示すべし。」と。
神宮より矢と化し飛来した神様を祀る神社に、
この神宮撤下御神宝。鎌田神明宮の御由緒を知った後ですと
余計にシビレます。いやもうただ「凄い」の一言ですよね。
さて、次の記事ではざっと境内社を案内していきますよ。
一気に行きますからね。

★その3に続く!
→ http://ajiteiseruna.blog.fc2.com/blog-entry-1647.html
いつも応援ありがとう!
拍手やランキングボタンをポチッとよろしくね♪
![]() にほんブログ村 | ![]() にほんブログ村 | ![]() 人気ブログランキングへ |