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2018年10月17日 (水) | 編集 |
検索でいきなりこの記事の辿り着いた人は、その1からどうぞ。
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すみません、少しピンボケちゃいました。

20180609_岩手銀行赤レンガ館_030

20180609_岩手銀行赤レンガ館_031

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壁面装飾 〜旧総会室にだけあるカルトゥッシュ〜
 旧総会室にだけ、壁に装飾があります。この部屋の平面形状
は西から東に凸字状になっていますが、2か所の出隅がアール状
になっていて、その上部に漆喰装飾があります。
 中央には波型文様が左下から右上に走る数珠状の縁取りが
なされた縦型楕円があり、それを全体に頂部の葉からスクロール
(渦模様)を介して両側にアカンサス(葉アザミ)の葉を
あしらった紙帯が包み込み、その下に縦に下に行くほど小さく
なるベル状の図案が連なる意匠です。このように紙帯の端が
巻いているような枠を作り、その中に紋章・文字などを表す
バロック時代に多く用いられた装飾枠飾りをカルトゥッシュと
呼びます。
 旧事務室(営業室・東)に向かって左側(北側)は創建当初の
装飾が数回の上塗りを経ながらも残存していましたが、右側
(南側)の装飾は後世の改修で失われていました。
平成27年度に完了した保存修理工事では、当初の装飾の型を取り、
同じ形状で石膏にて失われていた右側(南側)の装飾を復元し、
上塗り化粧直をしました。

--------(岩手銀行赤レンガ館・建物解説シートより)

酔いそうな角度ですいません。

20180609_岩手銀行赤レンガ館_032

20180609_岩手銀行赤レンガ館_033

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廻廊手摺装飾 〜戦時中の鉄材供出で金属製から木星に〜
 旧事務室(営業室)とそれに接する客溜は大きな吹き抜けと
なっています。そしてその吹き抜けには2階と同じレベルで
つながる廻廊が回っていますが、その吹き抜け側には転落防止の
ための手摺がついています。旧事務室と南側客溜の廻廊手摺は
灰色系に塗った直線で構成される木製の手摺です。
 南東側客溜と東側客溜は緑色系に塗ったそれぞれ意匠の異なる
装飾的な金属の手摺です。旧事務室(営業室)も南側客溜も、
もともとは東側客溜と同じパルメット(シュロの文様)を
組み合わせたような意匠の金属製の装飾手摺でしたが、
第二次世界大戦中の金属回収令によって供出されて木製手摺に
なったと考えられます。
 南東側客溜と東側客溜は、この建物が盛岡銀行から岩手殖産
銀行へと持ち主が交代した昭和11年(1936)頃に、吹き抜けを
廃して2階の床が作られたと同時に廻廊もなくなりましたが、
平成27年度に完了した保存修理工事で吹き抜けと廻廊に戻した
ことに伴い、当初の手摺の意匠形状と寸法を古い写真と古い
図面(盛岡銀行建築圖)から読み取り復元しました。
 廻廊を支える三角形の鉄製の持ち送りは、
同じ辰野葛西事務所の設計した東京駅舎の持ち送りとそっくり
な意匠で、一部を除いては創建当初からのものです。
 2か所のみ撤去されていたために保存修理工事で現状の形状
に倣って復元しました。

--------(岩手銀行赤レンガ館・建物解説シートより)

下に降りて外へ出ましょう。

20180609_岩手銀行赤レンガ館_034

20180609_岩手銀行赤レンガ館_035

外に出ました。

20180609_岩手銀行赤レンガ館_036

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ガス燈の由来 創始者は南部藩士 
 わが国における都市ガス事業の始まりは、明治5年(1872)、
横浜の外人居留地にガス燈をともしたのが始まりである。
ガスの利用については、これより17年前、南部藩士の手により
発明されている。当時の文献によれば安政2年(1855)、
南部藩医師・島立甫(玄燈)が、江戸亀井戸の自宅において、
コールタール製造の副産物として発生する石炭ガスに点火し、
照明として利用した。同じ頃、水戸藩に招かれ、那珂湊に反射炉
を築造した南部藩士・大島高任が、コークス製造の副産物利用
としてガス燈をともしたという。ガス燈事業に始まった
近代都市ガス産業の先駆者が南部藩士であることは、
盛岡市民にとって興味深いことである。

----------------------(案内板より)

小さいですが素敵なバラ園もありますので、
皆さんも盛岡に訪れた際は是非こちらにも注目してみてはいかが
でしょう。とても綺麗に花を咲かせていましたよ。

20180609_岩手銀行赤レンガ館_037

なかなか面白い施設でございました。

20180609_岩手銀行赤レンガ館_038

【おまけ】
青森から来たというお婆さんに青森弁で話しかけられ、
「どこから来たの?」と聞かれた時に、静岡からと答えたら
うわー、遠いところからまぁ…みたいに驚かれました。
青森訛りが可愛いお婆さんでしたよ。和む… (´ω`*)


最後に情報を掲載しておきます。
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岩手銀行 赤レンガ館
https://www.iwagin-akarengakan.jp/
住所/岩手県盛岡市中ノ橋通1丁目2−2
開館時間/10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日/毎週火曜日、年末年始(12月29日〜1月3日)
※施設の設備点検・修理等でご利用頂けない場合もございます。

・有料ゾーン(盛岡銀行ゾーン + バーチャルシアター)
  一般 300円(団体10名以上 200円)
  小・中学生 100円(団体10名以上 50円)
  未就学児童(7歳未満)無料
・岩手銀行ゾーンは無料です。

※施設情報は2018年10月現在のものです。
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二階に上がってみましょうか。
…と、その前に…階段の装飾にも注目してみよう。

20180609_岩手銀行赤レンガ館_023

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20180609_岩手銀行赤レンガ館_025

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階段手摺装飾 〜さまざまなバリエーション〜
 2階への階段は3ヶ所あります。手摺も手摺子(手摺の下の
縦棒の部分)も親柱もすべてケヤキの彫って作られています。
南西にある表の階段は、総会室に通じた賓客が利用するもので、
ゆったりとした造りになっています。
 手摺子は楕円状の彫刻がリズミカルに並び、
親柱の頂部には壺状の松かさのような木彫が乗っています。
北側の奥の2つの階段は、行員が日常的に使用するもので少し
狭いですが、手摺の折り返しのうねるような細工は滑らかな
手触りで、その技は目を奪います。木彫装飾はいずれも
何を模っているか今となってはよくわかりません。

-------------(岩手銀行赤レンガ館 案内板より)

二階に上がって参りました。

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床下で発見された煉瓦の基礎の一部。

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見つかった当初の間仕切り壁の基礎 〜市民ギャラリーの改変〜
 平成24年(2012)に中ノ橋支店の営業を終えた時には
「市民ギャラリー」として活用されていたこのスペースは、
この建物の中で最も大きく改変された場所です。
 残されていた古い図面(盛岡銀行建築圖)には、この部屋が
描かれている部分は失われており、写真もないため、
詳細がわかりませんでしたが、床下からこのスペースを区切る
間仕切壁の下の瓦礫基礎が2列見つかり、壁にも痕跡(グレー
の目地を入れた線)が残っていましたので、もともとは3室に
わかれていたことがわかりました。
 さらに、大正5年(1916)に発行された雑誌『建築世界』
の口絵に「盛岡銀行本店」の外観写真と1階平面図が掲載されて
おり、そこにはこのスペース北から「行員喫煙室」「用度係室」
「應接室」であったことが読み取れます。その証拠に「應接室」
であった一番南側の区切りの窓上だけが装飾的な木彫りを備えた
ものとなっています。
 行内報によれば、昭和31年(1956)にこのスペースの
改装工事が終わったことがわかります。
 平成27年度に完了した保存修理工事では、市民ギャラリーと
客溜・西南階段室の間のカウンターを撤去し、市民ギャラリー
と客溜の間は構造上の問題を解決するために煉瓦壁と木製扉を
復元して、市民ギャラリーと西南階段室の間は構造上の問題は
ないため、壁は復元せずに現状のままで仕上げを整えました。

--------(岩手銀行赤レンガ館・建物解説シートより)

★その4に続くよ!
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