「日前神宮・國懸神社」にやって参りました。
ここは大変歴史ある神社。日本神話が好きな人には是非一度は
お参りしていただきたい場所の一つでございます。

「神楽殿」。

どんどん進んでいきましょう。
ここを真っ直ぐ行くと二手にわかれます。

左「日前神宮」右「國懸神社」。
ここは迷わず左の日前神宮から行きましょう。


…とその前に、メインの神社の御由緒を。
日前神宮・國懸神社
http://hinokuma-jingu.com/index.html
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創建二千六百餘年を溯る日前神宮・國懸神宮は、同一境内に
座します二社の大社をなしております。日前神宮は日像鏡を
御神体として日前大神を奉祀し國懸神宮は日矛鏡を御神体として
國懸大神を奉祀しております。
神代、天照大御神が天の岩窟に御隠れになられた際、
思兼命の議に従い種種の供物を供え、天照大御神の御心を慰め
和んで頂くため、石凝姥命を治工とし、天香山から採取した銅を
用いて天照大御神の御鏡を鋳造しました。
その初度に鋳造された天照大御神の御鏡前霊が、日前國懸両神宮
の御神体として奉祀されたと『日本書紀』に記されております。
天孫降臨の際、三種の神器とともに両神宮の御神体も副えられ、
神武天皇東征の後、紀伊國造家の肇祖に当たる天道根命を
紀伊國造に任命し、二つの神鏡を以て紀伊國名草郡毛見郷の地に
奉祀せられたのが当宮の起源とされています。
その後、崇神天皇五十一年、名草郡濱ノ宮に遷宮され、
垂仁天皇十六年には名草郡萬代宮すなわち現在の場所に遷幸され、
永きに渉り鎮座の地として今に至っております。
爾来、天道根命の末裔である紀氏によって歴代奉祀され、両神宮
の祭神が三種の神器に次ぐ宝鏡とされたために、伊勢の神宮に
次いで朝廷からの崇敬も篤く、延喜の制には両社とも明神大社に
列し、祈年、月次、相嘗、新嘗の祭祀には天皇から幣帛(御供)
を賜るほどでありました。
また古くから紀伊國一之宮として一般の人々からも崇敬を
あつめ、両神宮の総称を「日前宮」とし、親しみをもって呼ばれ
ています。戦国時代におきましては、豊臣秀吉の天正の兵乱
により境内荒廃、社領没収の憂き目に逢いましたが、徳川の時代
に入り紀州藩初代藩主、徳川頼宣が入国されるや社殿を再興され、
明治四年太政官布告による神格の制が治定されると、
官幣大社に列し、敬神崇祖の大義を示すことと相成りました。
大正八年の国費による境内建物すべての改善工事によって
旧観は一新され、大正十五年三月の完成をもって
現在の姿となっております。
-----------(日前神宮・國懸神社 公式サイトより)
日前神宮へ辿り着く前に幾つかの摂社と末社が。
こちらは摂社の「天道根神社」。

天道根神社
御祭神/天道根命
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天孫降臨の時、天道根命は二種の神鏡とともに従臣として仕え、
神武天皇二年春二月、紀伊國を賜り初代國造職に任命されました。
紀氏は天道根命の末裔にあたり、歴代に渉り國造職を受け継ぎ
明治十年三月二十一日には官命を以て日前國懸両神宮の摂社
として定められました。
-----------(日前神宮・國懸神社 公式サイトより)
こちらは「邦安神社」と「深草神社」。

末社「邦安神社」。

邦安神社
御祭神/松平頼雄命
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御祭神の松平頼雄公は紀州藩支藩の伊予西条藩の世継ぎで
ありましたが、お家騒動で廃嫡の憂き目にあうと不遇の生活を
強いられていました。そこで、紀州藩々主で従弟であった
徳川吉宗公は頼雄公を紀州へと移され、ここに紀州徳川家と
頼雄公の御縁が始まります。その後、吉宗公が将軍となり紀州
を去ると再びその地位を追われることになった頼雄公は、
51歳で非業の最後を遂げられました。
やがて和歌山城内に頼雄公を祀る神社が創建され、
代々徳川氏によってお祀りされていましたが、幕末の混乱期に
日前宮へ御遷座されました。(現社殿は平成25年正月再興)
-----------(日前神宮・國懸神社 公式サイトより)
末社「深草神社」。

深草神社
御祭神/野槌神
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祭神の野槌神はイザナキ・イザナミ二柱の大神の御子にして、
草や野に関するすべてを司り、守護する神であります。
古来より神の使いとしての「牛」と信仰を結び、野草を食むこと
からくさ(人体の腫物)を食むという「病気平癒」の高い御神徳
があります。
-----------(日前神宮・國懸神社 公式サイトより)
「日前神宮」。
日像鏡を御神体としています。
お伊勢さんと同じく鳥居から向こうは撮影禁止のため、
カメラはここまで。

日前神宮
御祭神/日前大神(天照大御神の別名)
相殿/思兼命・石凝姥命
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知恵の神 思兼命
日前神宮の相殿(ご一緒)にお祭りされております。
思兼命様は往古天照大神様が天岩戸にお隠れになられた時、
諸神等に知恵を授けられ岩戸より大神様にお出ましいただました。
おかげで世の中は再びの恵みを受けられるようになりました。
この思兼命様の知恵を仰ぎ尊び、古くより知恵の神様
学問の神様として深く崇められております。
-------------(日前神宮・國懸神社 案内板より)
★その2に続く!
→ http://ajiteiseruna.blog.fc2.com/blog-entry-2780.html
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