この神社は、物部神社へ行くまでの通り沿いにあります。
ついでなので立ち寄ってみました。大田市駅の方から、
国道375号線をずっと南へ車を走らせて行くと小さな神社が
左手にあることに気が付きます。

新具蘇姫命神社(吉永神社)
https://www.shimane-jinjacho.or.jp/oda/2f541880e18e9b0ae8e132822b816f6221803bed.html
御祭神:新具蘇姫命、応神天皇、息長足姫命、比咩大神
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当神社は聖武天皇の御代、天平3年(731年)に創建され、
延喜式神名帳に記載されている式内社で、石見地方でも最古の神社
の一つである。主祭神の新具蘇姫命は五穀の守護神、農耕の神様、
乳製品(蘇=チーズ)の神様、家畜の神様として近隣の人たちからも
深く崇拝されてきた。古くは現在の社殿の後方の新山に社殿があった。
国守時代国幣小社であり天平年間に従五下に神階を授けられた。
戦国時代 尼子 毛利 小笠原氏の尊敬篤く社領、社殿を寄進し、
国家安康、武運長久を祈願した。
江戸時代に入り吉永藩主加藤氏の産土神として尊崇篤く、
社領を安堵し、御祈願所として毎月1、15、28日に参拝した。
また一宇一千経を境内に奉納し祈願した。また累代の銀山奉行、
代官も社領保護、神器を奉納した。
明治5年村社に、大正2年 神饌幣帛料供進社に指定された。
大正2年中台にあった村社八幡宮を合祀した。
------------------(境内案内板より一部抜粋)

新具蘇姫命神社(にいぐそひめのみこと神社)と読みます。
御祭神の『新具蘇姫命』は、古事記に登場する、
『波邇夜須毘売神(はにやすひめのかみ)』と同一視されています。
(日本書紀では『埴山媛』)で、このハニヤスという神様はどんな
神様かというと『糞』にまつわる神様なのです。伊邪那美命が
火の神を生み、ホト(陰部)を火傷し苦しみながら亡くなった際に
…っと長くなるので省略。ちなみに昔の農耕は肥料が糞だったので、
御由緒に書かれる通り『五穀の守護神』『農耕の神様』というのも
納得できますよね。
ところでみなさん、『蘇=チーズ』の部分が気になるでしょ。
「そんな昔から日本にチーズがあったの?」
と不思議に思われるかも知れませんが、これがあったんです。
正確には『チーズのようなもの』ですがw(説明したいけどこれも
長くなるので省略。気になる人は「古代 チーズ 日本」で検索!
再現させたものを食べられるお店もあるらしい)

…神社のレポートに戻ります。
波邇夜須毘売神と同一視されている『新具蘇姫命』。
この名前でお祀りされている神社って、もしかして唯一この神社
だけじゃないですかね。この日は運がないのか天候が悪く、
あられも降り始め、もう恐ろしく寒かったです。(記事:SERUNA)
もうちょっとゆっくりしたかったんですけどねー…
静かな神社でございました。
≪旅のコースについてはこちらを参考にどうぞ≫
→二泊三日の島根旅
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いつもコメントありがとですー♪ ( ´ ∀ ` )ノ
あっ!いいなぁ、紅茶さんは食べてみた事があるんですね。
そっかぁ、現代のチーズとはワケが違うとは思っていたんですが、
やっぱりあまり美味しくないのか…
>思い切り砂糖とかジャムを加えて食べてみたいです。
やはり紅茶さんはジャムと合わせることを考えますかww
自分は食べる機会があったらお酒と合わせて食べてみたいかも。
今のチーズはワインに合うけれど、この古代のチーズ『蘇』と合わせて
飲む酒は何がいいんだろう?やっぱ日本酒かな?…なんて考えてみたり。