検索でいきなりココに辿り着いた人はその1からどうぞ。
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紹介しないものありますけれど、大雑把ですいません。
社殿の並び方にも注目すると結構色々と面白いかも知れません。
さて『筑紫社』(つくしのやしろ)の方に回り込んできましたよ。
筑紫社の向こうには、大国主命の大きな御本殿が見えますね。
えー…筑紫社には大国主命の多くの奥さんのうちのひとり、
『多紀理比売命』がお祀りされています。古事記ではアマテラスと
スサノオが誓約(うけい)を行った際にスサノオの持ち物から
生まれた神です。ちなみに大国主さんとタキリビメのあいだには
阿遅鉏高日子根神と、下照比売命という子供がいます。

こちら、筑紫社側にやってきますと、ここでもキチンとお参りが
出来るようになっておりますので(賽銭箱が設置されています)、
出雲大社へ足を運びましたら是非とも西の遥拝所でもお参りを
済ませて頂きたいです。
大国主さんはこちら側を向いておりますよ。
……筑紫社から、さらにぐるっと本殿の裏手に回ります。
こちら側からすみません、一枚撮らせてください。

逆光ですまんッス。
上の写真は大国主命の御本殿と、すぐ隣は御向社。
その横は天前社。説明は後でいたします。3度目の参拝にして
ようやくその姿をじっくり拝む事が出来て心が震える。
皆にこの感動を共有したい。伝わっているでしょうか。
続いてはこちら『素鵞社』。「そがのやしろ」と読みます。
素鵞社の御祭神は須勢理毘売命の父神である素戔嗚尊。
大国主命から見ると“お義父さん”ですね。
※修造中につき覆いが被せられています。

大国主命は古事記では系図を辿って行くと素戔嗚尊の六世の孫。
日本書紀の方では大国主命はスサノオの子とされています。
現在素鵞社は修造中につき、お社を見る事ができません。
中に座す神様は現在は境内東側にある『釜社』を御仮殿として
います(ちなみに釜社の御祭神は宇迦之魂神です)。
簡単に言えば素鵞社のスサノオさん、今はお家をリフォーム中
につき宇迦之魂神のお社に泊めてもらっているカタチですねw
さて続いては大国主命の御本殿東側、御向社と天前社について。
ぐるーっと来て社殿の後ろ側から失礼しまーす。
※正面からの写真じゃなくてすいません。

『御向社』(みむかいのやしろ)
こちらは大国主命の本妻、須勢理毘売命がお祀りされています。
彼女のエピソードとして有名なものは、古事記の中ではとにかく
物凄く激しいくらいのヤキモチやきだという事。それはもう、
彼女を恐れた八上姫が故郷へ逃げ帰ってしまうほど。
これに困惑したのは大国主。大和国へ逃げようとするのですが、
スセリビメは「私にはあなたしかいない」という歌を歌い、
杯を捧げて仲直りをし、現在に至るまでこの出雲大社に鎮まって
いるのです。
『天前社』(あまさきのやしろ)
こちらは、蚶貝比売命(キサガイヒメ)と蛤貝比売命
(ウムギヒメ)という女神がお祀りされています。
キサガイヒメは『赤貝』、ウムギヒメは『蛤』。彼女たちは、
大国主命が一度八十神たちによって殺された時に蘇生をさせた
女神様です。わかりやすぐ言えば大国主さんにとっては、
命の恩人の女医か看護婦さんといった所でしょうかw
(記事:©SERUNA)
★その5に続きます。
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