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お参りをしたあとは、神代桜の方へ足を運びましょう。
実相寺の『山高神代桜』は日本三大桜のひとつとされていて、
国指定天然記念物のエドヒガンザクラの古木です。
神代桜の名の通りこの桜の木は、日本武尊が東征の折に植えた桜
だと言われており、その樹齢はなんと二千年!長寿です。
二千年もずっとここで人間の営みを見守り続け、
春になると見事な花を咲かせている。これって凄い事ですよ。
この桜の木は、色々な歴史を見てきているんですよね。
もう、たった数十年の自分の人生がちっぽけに見えてきます。

【人々に守られる神代桜】
山高神代桜は大正11年に国の天然指定を機に、
コンクリートの囲柵や石積がされて以降、発育条件が阻害され、
徐々に樹勢が衰えていきました。昭和23年に「3年以内に枯死」
という宣告をされ、さらに昭和34年8月には台風7号に襲われ、
主幹が折れる甚大な被害を受けましたが、それでも頑張って、
春には花をつけてきました。その後日本が高度成長期を迎えると
隣接する道路を車が行き交うようになり、神代桜の樹勢への影響
が深刻な物となった為、道路を迂回させる対策がとられました。

平成13年、神代桜を守るために詳細な調査が行われるのですが、
根圏における環境の変化や悪化が最も大きく影響しているものと
考えられ、大規模な土壌の入れ替えによって土壌の生物性を高め
樹勢回復に繋げる事と、枯れた幹の根元の保全や発根にも十分に
配慮する事になり、土壌改良の工事は平成14年〜17年度までと、
調査の期間を含め4年間に渡る大掛かりなものになりました。

土壌改良工事の際には「ネコブセンチュウ病」にかかった、
ボロボロの根も出てきたそうです。土を変える事も大事ですが、
根の乾燥を防ぐために、水苔を根に巻き養生をおこなったりも
したそう。これら回復工事は、平成18年3月には全て終了し、
現在に至るのです。

【神代桜の大きさ】
大正11年/樹高13.6m、根元周13.50m、
枝張り(東西)27.00m、(南北)30.60m
平成14年/樹高10.24m、根元周12.78m、
枝張り(東西)17.10m、(南北)12.40m
平成18年/樹高10.30m、根元周11.80m、
枝張り(東西)17.30m、(南北)13.00m
(※北杜市教育委員会制作のパンフレットを参考にしました)

神代桜を見ていた人がポツリとひとこと。
「お爺ちゃんの木だけど、頑張って咲いてるねぇ」
…桜の木って女性的なイメージあるけど、ナゼか私にもこの木が
お婆ちゃんというよりも『お爺ちゃん』に感じます。
ナゼでしょう、不思議ですね。( ^ω^ )

神代桜の物凄い生命力と頑張りを見て、何を思いますか?
色々と考えさせられるものがあるんじゃないかな。
(悟りの境地に達してしまいそうw)
★その3に続きます。まだまだいくよー♪
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