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2016年05月07日 (土) | 編集 |
2015.8.23参拝 
遅くなりましたが去年参拝した神社を今さらですが紹介。

面倒だけど、一年経ってしまう前に急いでアップしていこう。
おそらく神社好きな人にしか読まれていないと思うけれど、
参拝の覚え書きとして。

20150823_abeouji_001.jpg

阿倍王子神社
http://abeouji.tonosama.jp/
御祭神:伊邪那岐命、伊邪那美命、速素戔嗚命、応神天皇
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 当神社の縁起絵巻『摂州東成群阿倍権現縁起』によれば、
当社は仁徳天皇により創建され、平安時代初期の天長3年(826)
弘法大師が享和天皇の勅命により来社して、疫病退散の祈祷を
修して功成り、痾免寺(通阿倍)の勅使を賜わったと伝えます。
しかし阿倍野の地名は、古代に豪族の阿倍氏が住居した事に
よって出来た名称です。阿倍氏は大化の改新に際して、
都が難波に遷都(長柄豊崎宮)されたので、奈良の桜井から
当地へ移住して、氏寺として阿倍寺千軒坊と口碑に残る大寺院
(旧跡は阿倍野区松崎町2丁目)と、氏神として当社の元宮で
ある阿倍社を建立しました。ところが、その後また奈良に帰郷
したので、阿倍寺は四天王寺に併合されて末寺と成り、阿倍社も
衰退しました。それから約200年を経て、平安初期に弘法大師が
来社して阿倍社を再興し、また当時熊野詣が流行して、
当社が熊野街道(当社西門筋、旧阿倍野街道)に位置したので、
熊野神を勧請合祀して熊野の王子社と成りました。
 当時は四天王寺と住吉大社の丁度中間に在り、王子社の立地
には相応しいお宮でした。


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※長いので説明分けます。

20150823_abeouji_002.jpg

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熊野詣は平安時代から室町時代にかけて、蟻の熊野詣と云われる
程盛行し、京都の朝廷を始め、貴族から武士、庶民に至るまで
お参りされ、途中の街道筋には熊野九十九王子と呼ばれた多数の
王子社が出来ました。「王子」とは熊野三山(熊野本宮、新宮、
那智山)の末社という意味で、土地の氏神社とは別に参詣社の
遥拝と休憩の為の施設として、小さな社が設けられ、
土地の名前を付けて○○王子と呼ばれました。


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20150823_abeouji_003.jpg

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当社は阿倍野の王子として阿倍野王子社と称され、
鎌倉時代の歌人藤原定家卿の日記『明月記』の『後鳥羽院熊野
御幸記』に、クホ津王子、坂口王子、コウト王子の次に、
第四番目の王子社として阿倍野王子の名が見えています。王子社
には、元からの古いお宮に熊野神を勧請合祀したり、また新たに
創建された場合もあり、(例・井口新王子等)当社は前者に相当
する王子社です。また当社は四番目ですが、中世の戦乱寺により
途中の王子社が消失して、桃山時代頃には第二王子と呼ばれ、
江戸時代初期の『蘆分船』(アシワケブネ)第二には
「熊野の二の王子」として見えています。王子社の中には、
熊野信仰の衰退と共に退転してしまったお宮も有りますが、
幸い当社は中世以降も阿倍野村の氏神として進行され、現在では
大阪府下で唯一の、旧地に現存の王子社として栄えています。


---------------(阿倍王子神社 参拝の栞より)

下の写真は境内にある『御烏社』。

20150823_abeouji_004.jpg

御祭神は皆さんご存知、あの八咫烏。
阿倍王子神社の縁起絵巻物にも描かれており、
人々の諸々願い事を、熊野の本社にお取り次ぎされるそうです。

20150823_abeouji_005.jpg

ご神木。阿部王子神社の境内には、
樹齢500年の楠の大木三本、楠木二本、榎木一本があります。

20150823_abeouji_006.jpg


★阿部王子神社の飛地末社『安倍晴明神社』に続く。
http://ajiteiseruna.blog.fc2.com/blog-entry-1187.html


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