『天が淵』をあとにして続いて足を運んだのが『温泉神社』。
ここにはクシナダの両親である、アシナヅチとテナヅチの神陵が
お祀りされている。…そしてここでも杉の木があぁぁ。orz
(花粉症の私はこのあと酷い目に遭うw)
《旅のコースについてはこちらを参照ください》
→二泊三日の島根旅

とても静かな場所で、雰囲気の良い神社でした。
手水舎の榊は作りもののやつだったけど…まぁこれはこれでw

温泉神社
http://www.unnan-kankou.jp/contents/orochi/132
御祭神:阿遲須高日古根神、
別雷命、玉依姫命、大己貴命、少彦名命
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【足名椎・手名椎の陵】
天が淵に迫る急峻な山を萬歳山といいます。
足名椎・手名椎は、娘を連れてこの山に住んでいました。
八岐大蛇がくると、後ろの山に駆けのぼり逃れていました。
この屋敷跡は、国道改修のため取り壊されることになり、
温泉神社境内に移されました。なお、萬歳山の山頂近くに大きな
岩があり、両神の御陵といいます。
---------------ー-(温泉神社 境内案内板より)

あ。そうそう、拝殿の横に昔の写真がありました。
(天が淵、足名椎・手名椎夫婦の屋敷跡、二神岩の位置関係)
元々は先程行ったあの天が淵の辺りに足名椎と手名椎、
そして娘のクシナダが住んでいたんですね。
前にも言った通り『八岐大蛇』は斐伊川を神格化したもの。
八岐大蛇がくると、後ろの山に駆けのぼり逃げていた…
つまり洪水がおこると高い場所へ避難していたのでしょうね。
そう考えるとやっぱ八岐大蛇=斐伊川説は正しいんだろうなぁ。

境内右手側に足名椎と手名椎の神陵があります。
これは御由緒にある通り、国道改修によりこちらに移動し、
ここ温泉神社の境内に鎮まっています。(記事:©SERUNA)

このエントリーの最後に、
神陵の横にあった案内板の説明を転載しておきますね。
最初にあったものと中身はあまり変わりませんが…
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【足名椎・手名椎の神陵の由来】
むかし、万歳山のふもとに住んでいた足名椎と手名椎には八人の
娘がいたが、天が淵に棲む八俣の遠呂智(大蛇・八岐蛇)によって
次々にたべられ稲田姫一人となった。そこに須佐之男命が参られ
遠呂智退治となる。須佐之男命は稲田姫を妻にむかえられ、
国づくりがなされていく。
稲田姫の父神足名椎、母神手名椎を祭った二神岩は万歳山の中腹
にあるが、山崩れで参道道がなくなり、天ヶ淵の上に玉垣を設けて
拝神していた。国道改修にともない、その神陵が温泉神社境内に
遷座されたものである。
---------------ーー(温泉神社 境内案内板より)
【余談です】
ちなみに出雲国風土記(仁多の郡の話の中)に登場する温泉場が、
神社近くの斐伊川からもう少しだけ上流に行った所にあります。
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