→ http://ajiteiseruna.blog.fc2.com/blog-entry-1621.html
続いてはこちら。
むかしむかし…
焼津の浜通りにはこういった形の民家が軒を連ねていました。
かの有名な明治の文豪、小泉八雲はご存知でしょうか?
漁業資料館の中にあるこのお家は、彼が滞在した乙吉さんの
お家とほぼ同型のものでございます。
「浜通りって?」という人の為に図説とともに焼津観光協会
のブログにわかりやすい記事があったのでリンク。
http://yaizukankou.blog.fc2.com/blog-entry-348.html
小学生の頃、浜通りの方に村松さんという友達がいましたが、
その子の家は土間の長い典型的な焼津の家だった事を憶えてます。
あれから何十年も経ってるけど、元気にしてるかなぁ。

ここで、どうでもいいお話をひとつ。
乙吉さんのお家は明治村に展示するため移動してしまいましたが
数年前に地元ローカルの番組で「乙吉さんの家があった場所」
を紹介していた時のことです。今はその跡地にどう見ても
全然古くない近年の家が建っているだけにも関わらず、
頭の悪い女性レポーターがその家を見ながら…
「へぇぇ〜味のあるお宅ですね〜」
と頓珍漢な事を言った事は忘れもしません。
…なワケねえだろっ!それは当時の家じゃねえw
画面向うにツッコミ入れたくなったよ。適当な事言ってねぇで
ちゃんと下調べしてからレポートしろよとw
(現場に居た人間も誰か気付け)

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焼津の漁民の家
私たちの祖先が、知恵と経験を積み重ねて建てられた昔の家も、
今は全くみられなくなりました。この家は約100年前のもので、
漁民の暮しの一端をしのばせています。 協力 金沢文男 氏
------------------(資料館 案内板より)
玄関の上にある魔除けのお札は天台宗の『角大師』。
仏教はあまり詳しくないので、各自でググってみて下さい。
花沢の里にある『法華寺』のお札です。
最近ではあまり見られなくなりましたが、
顔の描かれた蟹の甲羅も、魔除けとされているものです。
恐らく今の若い子は知らんだろうな…
どうやら調べてみると、この魔除けの甲羅は静岡県内だけ
でなく他の地方にもあった風習のようです。

で、家の中はこんな感じ。皆が集まる場所に火鉢があって、
奥に宮形(お札を収めるもの)があって…
私、えらく昔の生活には詳しくないんですが昔は基本的に
正座の生活でしたから、神様のお札は一段高い位置に
置きさえすればオッケーだったのでしょうかね?
普通は目線よりも高い位置に置くんですけれども。

かまど、調理で使う道具も色々展示されています。

ノミ、焼津笠、ザル、履物、釜………

漁民の家から出るとこんなものも。
古い食器類が大好きなので、置いてあるとじっくり見てしまう。
大きな皿よりも、小さな皿の方が可愛くて好き。


鰹節削り器。
展示物のは刃の部分がなくなっていました。私が小さい頃、
祖母(父方の)がよくこれを使って鰹節をかいていた思い出。
鰹節が小さくなると私にくれたので、それを舐めたりしてました。
今はもう、その辺の家庭では市販の削り節ばかりで、
こういった道具を使う人はいなくなってしまいましたよね。

★その3に続く!(次は二階の展示物)
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