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2014年01月21日 (火) | 編集 |
酒匂川に続いて『足柄神社』のお話をしますね。

『足柄』というと皆さん、何を想像します?
…え、やっぱ足柄山の金太郎ですか。
熊をも投げ飛ばしてしまうというあの恐るべしな童っ子w
足柄といえばそやつが一番有名のようですな。観光地としても
金太郎が売りみたいですし、お土産にもなっている。

うーん、でも古事記に登場するヤマトタケルも思い浮かべて
欲しいなと。そんなわけで今回は金太郎の話じゃなくて、
足柄とヤマトタケルのお話をひとつ。

足柄神社20140119_01_seruna

足柄神社
http://www.kanagawa-jinja.or.jp/search_dtl.php4?jid=939&cd=1210176&scd=000&npg=0
御祭神:天照皇大御神、瓊瓊杵尊、日本武尊

 伝説としては、日本武尊御東征の砌、足柄村にしばし御滞在
なされ仮宮安在所を設け慰労後、尚明神嶽から足柄山を越えなむと
するも樹木草生い繁り遂に進路に御迷いの所、白鹿眼前に現れ、
其の後に従い足柄峠に難なく進むことが出来、此処に於て白鹿消え
給うと、これ神霊の御導きならむと待僕を同所に三年間滞在させ、
神霊を齋祀されたと云はれている 。

(※参拝の栞より一部抜粋)


一度、古事記を読まれた方なら「あれ?」と気付いたかもですね。
足柄神社の由緒によれば、彼の目の前に現れた鹿は道に迷っている
彼を助けて正しい道に誘導しています。ですがこれが古事記の記述
では……

ヤマトタケルは東の蝦夷や荒ぶる神を征伐し、大和へ帰る道中、
足柄で食事をとっている時に白鹿(山の神)が目の前に現れるの
ですが、彼は食べ残した蒜の欠片を持って投げつけ、
鹿の目に当てて、打ち殺してしまうのです。

「どちらが本当か」ではなくて、ここで何があったかという事を
読み取るのが正解でございましょうけれど、残念ながら自分は
専門家ではございませんので、そこから「こうだ!」と読み解き、
蘊蓄を垂れるほど偉くはありません。「こういう話もあるのね」
…程度に留めておこうかなとw

足柄神社20140119_02_seruna

何にせよ彼はこの地に滞在された。ゆかりの地をめぐると、
こういった物語のズレも出てくるから面白いしやめられない。
時々、その土地にしか無いお話に出会ったりするのも
楽しかったりします。


皆さんも是非、物語や歴史上の人物の誰でもいいから、
ゆかりの地めぐりをしてみては如何でしょう。


神社へ行くまで大変だったのは、
車一台がやっとの狭い道を通って行かねばならないこと。
境内に車を停めるスペースはありますが、車で行かれる場合は
くれぐれも気をつけて走行して欲しい。

足柄神社、静かな神社でございました。
周辺にはポツポツと古い民家、神社や景色を撮る為にカメラを
持ったかたが一人、境内をお掃除されていたご老人が二人。
神職の方は不在。ちょっと寂しい所ですけれど、
どこか『あたたかな空気』が感じられる神社かも知れません。
(記事:©SERUNA)

【余談ですが…】
この神社からもう少し先へ向かうと足柄峠へ行けます。
足柄峠は古代の東海道。ヤマトタケルが走水の海に身を投げた
オトタチバナの事を思い出し、三度溜息をつき「吾妻はや」
(我が妻よ)と仰せになった場所があるのだそうです。
今回は時間もないし、登山コースは確実なので、
残念ながら足柄峠はスルー。次回の旅にまわします。

★小田原城レポに続く。
http://ajiteiseruna.blog.fc2.com/blog-entry-21.html


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