浜松市南区にある、「頭陀寺」にやって参りました。

こちらは浜松市最古の道標。
1711年に建立された「頭陀寺薬師道」道標。


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頭陀寺はかつて天竜川下流にあった広大な「川匂荘」の
現地荘官として、四十六所明神(現在は津毛利神社と改称)
とともに荘園の中核をなしました。往時には多くの塔頭寺院を
かかえ、寺域も広く門前には市場もたちました。当時の境内には
戦国大名今川氏に仕えた武将松下之綱の屋敷があり、ここ一帯は
別名頭陀寺とも呼ばれました。松下屋敷には少年時代の豊臣秀吉
が天文20年(1551)から三年にわたり奉公していたと記錄にあり、
この寺付近には鎌研池や目刺橋など秀吉にかかわる伝承地も
残っています。
なお、松下家の一族は井伊氏とも近く、父・直親を殺された
幼少の井伊直政を匿い、母の再婚相手となった松下源太郎(清景)
が直政を養子として、今川氏の追っ手から保護しました。また、
松下之綱の娘は柳生宗矩に嫁ぎ、柳生十兵衛を生んでいます。
その後、今川氏に反攻した松下氏や飯尾氏らとの攻防で、
永禄7年(1564)頭陀寺は炎上してしまいましたが、後年、
縁のあった豊臣秀吉、徳川家康の寄進により復興しました。
-------------------(頭陀寺 案内板より)

ちなみに頭陀寺から少し離れた場所に、松下屋敷跡がありますが
現在は公園になっています(石碑だけしかありませんでした)。
…さて、門をくぐって中へ入りましょう。

境内には三体の像がお祀りされています。
左側は、真言宗の宗祖「修行大師(弘法大師)」。
中央は、明治時代前期作の「水掛一願地蔵尊」。
右側は、高野山別格本山南院の御本尊「浪切不動明王」。


こちらが頭陀寺の本堂です。

高野山真言宗 頭陀寺
https://enjoy-hamamatsu.shizuoka.jp/tourism/9693/
御本尊:薬師瑠璃光如来
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【本堂にお祀りされる「薬師瑠璃光如来」様について】
飛鳥時代(680年)に海から引き揚げられた仏様。
現在のお薬師様は江戸時代中期の作です。御開帳は年に一度。
10月第3土・日に薬師祭を行なっています。町内神輿渡御も
あります。御縁日は毎月八日午前十時〜
【本堂にお祀りされる「難除大師(弘法大師)」様について】
徳川家康公の寄進。法印意傳が血を抜き漆に混ぜ造立。
自然災害、先の大戦の火災と破壊を頭上に受けながら何の損傷も
なく難を除けられた事から「難除大師」様と呼ばれています。
平成29年3月 浜松市地域遺産認定。
報恩日は毎月二十一日午前十時〜 護摩
-------------------(頭陀寺 配布物より)
本堂に「御寶来(ごほうらい)」と呼ばれる切り絵があったので
撮影してみた。ワンコが可愛いよー♪

↓御寶来についてはこちらを参考にどうぞ。
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http://zudaji.hamazo.tv/e4055733.html
古来より宮中において、帛(えぎぬ)と申し素絹に朱筆をもって
干支・寶珠などを画いて、新年の多幸を祈りました。
高野山に伝わっており、特に清浄な白紙に絵を切り抜き、
一ヶ年の福寿を祈る山外不出の行事として今日に及びました。
---------------(頭陀寺 おやくっ様日記より)
奥にも何かあるようなので、行ってみましょう。

★その2へ続くよ!
→ http://ajiteiseruna.blog.fc2.com/blog-entry-2158.html
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