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頭陀寺本堂の奥へと足を進めてみましょう。
「行役者(役小角)」と呼ばれる石像が祀られていました。

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行役者(役小角)
延享三年(1746)正月建立。
「頭陀寺法印 権大僧都 大徳院善徳院」の刻印があります。
役小角
奈良時代の呪術者。大和国の人。
葛城山で修行し特殊な呪術を身につけ、699年、怪しげなこと
を言って世間を惑わしたとされ、伊豆大島に流されたが、
後に許されtる。大峰山から熊野にかけて修行道ができ、
山伏修験道の開祖とされた。
寛政十一年、朝廷から「神変大菩薩」の諡号が贈られた。
御真言 おんぎゃくぎゃくえんのうばそくあらんじゃそわか
御寶號 南無神変大菩薩
-----------------(頭陀寺 境内案内板より)
「稲荷堂」がありました。

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當山の鎮守堂でお稲荷さんが祀られています。
元は、今の頭陀寺第一公園に松下屋敷があり、松下は元近江源氏
の後で稲荷様というは八幡神社で、その社殿のある所を八幡と
申して、祭神は応神天皇・敦実親王が祀られ、稲荷様は相殿
となってました。こちらの松下稲荷は明治時代に移設したもの
です。元々の當山の鎮守様は、頭陀寺町公会堂にある熊野神社、
恩地町にある白山神社、今は存在しませんが金山神社でした。
こちらは、明治の神仏分離令により、當山から今の場所へ
移設されました。
御寶號 南無當山鎮守 南無稲荷大明神
-----------------(頭陀寺 境内案内板より)
お稲荷さんにも御寶来。



さらに奥へと進むとこんな像が。
向かって左から「浜松時代の少年豊臣秀吉公」。
中央は「竹千代時代の徳川家康公」。
右側は「松下家の養子となった頃の井伊直政公」。

最後こちらは「きゅうり封じ」を納める場所。
…ん?きゅうり封じとは何ぞや?と思って案内板を読むと、
ちょっと変わった御祈祷のようです。
これって真言宗だけのもの?ううむ…神道を崇拝する私から見て
仏教はまだまだ奥が深く、よくわからん世界でありますな。
ググったらわりとメジャーなもののようで驚いた。

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「きゅうり封じ」とは
昔、弘法大師が聖徳太子の御廟に参篭中に感得され、救世利民・
病気平癒の真言密教の秘法として、今日に伝えられています。
当山では古くより行われていました。しかし、戦後から途絶え
ていたものを平成十七年に復興しました。
古来より「胡瓜封じ」は、病気・病弱の人や、病気予防に病の
邪気を、真言密教の法にて加持祈祷しキュウリに封じ込める
という「夏越しの大祓い」で、毎年土用の丑の近くの第四土曜日
午前十時三十分より行われます。参拝には一人一本のキュウリを
持参してください。尚、當山のキュウリは一本50円になります。
「胡瓜封じ」は、胡瓜を我々の身代わりに見立て、我々の邪気・
病根を護符と共に胡瓜に封じ込み、胡瓜に持ち去って頂こうと
するものです。また、きゅうりは、切り口が切れると、
粘液ですぐにくっつき切り口を塞ごうとします。封じた胡瓜は、
土に埋めるか、川に流すなりして、速やかに消滅し、病気・邪気
が消滅することを願うものです。當山でも当日の夕方、
こちらに土をかぶせ、封じてしまいます。
胡瓜に封じるのは、胡瓜が人間の立った姿に似ていることと、
胡瓜を輪切りにした切り口が転法輪に似ていると言われます。
本尊は不動明王です。「転法輪」とは、仏具の一種で、
仏陀(釈迦)が説法(法を転じる)している姿をシンボライズ
したもので、胡瓜の中に転法輪が有ると言うことは、胡瓜が仏陀
そのものであり、我々の身代わりとしてはこれ以上のものはない
と考えます。また仏陀に救いを求める意味も大きいと言われます。
-----------------(頭陀寺 境内案内板より)
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