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こちらは「曲り家」と呼ばれる住宅。

人が住む場所と馬屋とが土間を挟んで一緒になっており、
人間と農耕馬が一つ屋根の下で暮らすようになっています。


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国指定重要文化財 旧菊池家住宅
指定 昭和五十一年二月三日
所在地 遠野市土淵町第六地割五番三
この住宅は、市内小友町高木から移築した南部曲がり家の一つ
です。この地方(旧南部藩領)は県内でも南部曲がり家が数多く
分布していた地域で、なかでもこの住宅は、遠野の代表的な
曲がり家の形式を残しています。建てられたのは十八世紀前半と
推定されます。当初は直ご家(曲がりの部分がない家)として
建てられました。その後、台所部分が拡張され、
8.1メートル(四間半)に18メートル(十間)の母屋となり、
7.2メートル(四間)に8.1メートル(四間半)の馬屋が付け加え
られ、曲がり家の形になりました。
おのや、ちょうな削りの桂を使った開口部(窓など)の少ない
閉鎖的なつくり、火打梁をかけた古い例、それに直ご家から
曲がり家へ変わっていった過程などを知る上で貴重な遺構を
数多く残しています。
----------------------(案内板より)
曲り家に入りました。
土間から撮影をして右手側に見えるのは「ながし」。

そこから視線を右に移すとふすまの向こうは「だいどころ」。
お部屋では丁度、遠野物語をお話しされているところでしたが、
途中で入室するのも申し訳ないので、写真を撮りながら暫くの間
土間にいました。

昔の道具が置かれています。


「馬屋」。



馬屋とお馬さんの古い写真。

土間の出入り口から外を見る。

一旦外に出て曲り家の形を確認。

再び土間へ入ってみる。この釜は「馬釜」と呼ばれるもので、
湧かしたお湯は、馬の世話をするために使われるそうです。

平成九年に天皇皇后両陛下が伝承園にご来園された事が
あったそうで、写真や、使われた御品が展示されてありました。


★その4に続くよ!
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