香取神宮で参拝を済ませたら、鹿島神宮へ向かいます。
境内には句碑や摂末社などが沢山ありますが、細かくはレポせず、
省略しているものもございますのでご了承下さい。
《この日のコースについてはこちら》
→http://ajiteiseruna.blog.fc2.com/blog-entry-259.html
全国に約600社ある鹿島神社の総本宮がこちら、鹿島神宮。
平安時代の延喜式神名帳で『神宮』の称号が使われているのは、
伊勢・鹿島・香取のみで、三社合わせて「三神宮」と呼ばれておりました。
そういえば宮中で正月に天皇陛下が行われる四方拝にこれらの神社が含まれて
いるんでしたよね。何となくですがふと思い出しました。
参拝された事の無いかたは是非とも鹿島神宮の方へもお参りをして欲しい。
さて、未曾有の大災害から三年の月日が過ぎました。
ちょっと先に鳥居の話をさせて下さい。

三年前のあの日、鹿島神宮では御本殿の千木が落御、大鳥居と御手洗池入口
の鳥居が倒壊、石灯籠62基が倒壊。ですが幸いにも参拝者や職員に怪我人が
出る事はありませんでした。震災のあった2011年3月11日に倒壊した、
以前はコンクリート製だった鳥居は、現在は真新しい木製の鳥居になって
生まれ変わり、訪れる参拝者と地域の人々を見守っています。
鳥居をひとつ立てるにも、長い長い時間を要します。
御用材の伐採が平成23年10月。境内の杉の木を四本伐採して山形へ搬送。
再建にかかる費用は、財務大臣が指定した『指定寄付金』の認証を受け同月、
大鳥居建立奉賛活動を開始。当時は再建が困難であると予想されていました
が、多額の費用が集まったそうです。
木造り始め祭は平成23年12月13日。御用材乾燥はその翌年の平成24年。
御用材加工がそのまた翌年の平成25年の12月(この加工も大変なんです)。
大鳥居地鎮祭は更に翌年の平成26年2月1日、基礎工事の開始が同年2月4日
〜3月で、その深さは3メートル。大鳥居の借組立検査(屋内にて行われる)
が3月18日。立柱祭が3月25日。組み立てられて姿を現したのが(建方完了)
4月30日。そしてようやく、今月の6月1日に竣工祭が行われて完璧なものと
なったのです。(記事:SERUNA)
※時系列は、鹿島神宮社報『要石』大鳥居竣工記念号を参照しました。
あれから3年、長かったですね。
大鳥居から真っ直ぐ進みますと楼門が見えます。
この楼門は寛永11年(1634)、水戸徳川初代藩主頼房卿が奉納したもの。
高さは13m。日本三大楼門の一つと言われています(あとの二つは九州の
筥崎宮と阿蘇神社の楼門)。

手水舎で清めたらこの楼門をくぐって参拝致しましょう。
★その2に続く。
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