焼津市関方にあります「猪之谷神社」(いいのや神社)。
一説には井伊家と何らかの関わりがあるかも知れないと言われて
いるようですが、詳しくはよくわかりません。
ちなみにこの神社から近い場所には「井伊直孝産湯の井」や、
直孝ゆかりの神社が存在しています。

この神社の古墳からは「六鈴鏡」が発見されているらしい。

-----------------------------
猪之谷神社の文化財 焼津市指定有形文化財 六鈴鏡
昭和四十一年九月二十一日指定
直径 13.8cm(四寸五分)・縁の暑さ 0.55cm(二分)
古墳時代後期のものと推定される。日本の古代社会においては、
鏡は姿見としてでなく、呪術的な道具として考えられている。
鈴についても呪具祭器として使用されている。こうした祭儀用の
鏡と鈴を一緒にしたのが鈴鏡で、日本特有の鏡である。
この鏡は、ほとんど完全品で、形式のみごとなものである。
内区は、内行五花文を中心とし、重圏文と櫛歯文を交互に二重に
まわらせている。六個の鈴がつき、内二個が半面欠損している
のみで、まことに貴重な珍品である。
---------------(猪之谷神社 境内案内板より)
全体が画面に収めづらく、酔いそうな角度の写真ですいません。

猪之谷神社
御祭神:後醍醐天皇
http://shizuoka-jinjacho.or.jp/shokai/jinja.php?id=4407036
-----------------------------
祭神は後醍醐天皇、興国5年(1344)4月の創立といわれます。
伝説によれば、後醍醐天皇の皇子宗良親王は南北朝の争乱の際、
この地に逃れてきて再挙をはかったとされます。
その従者狩野貞長が皇子の病気平癒のため、父帝である
後醍醐天皇を祀ったのが始まりといわれます。
-------(焼津辺文化遺産ガイド 高草山周辺ルートより)
こちらは御本殿。


ナギの木。

一般的には雌雄一対で植えられているナギの木ですが、
ここの神社の木は雌樹。ナギの名前が「凪」に通じることから、
船乗りに信仰され、葉をお守り袋に入れたり、鏡の裏に入れる
風習もあるそうです。

-----------------------------
焼津市指定 天然記念物 ナギ
昭和四十四年十二月十七日 指定
目通り 2.25m・根回り 2.6m・樹高 16m・枝張り5m
猪之谷神社拝殿前にある雌樹で樹勢は旺盛である。ナギはマキ科
の常緑高木でで元来亜熱帯性植物であり、わが国では、暖地に
自生する。葉脈が平行であるため、せんまいさばきともいう。
---------------(猪之谷神社 境内案内板より)
境内にある摂社・末社。


★その2に続くよ♪
→ http://ajiteiseruna.blog.fc2.com/blog-entry-2728.html
ブログに訪問ありがとう!
記事が面白かったら拍手をポチッとして戴けると嬉しいです。