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「大鳥居の基部」。

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大鳥居の基部
平成二十九年に大鳥居の改修工事をした。
昭和十二年の御造営で建設されて以来、八十有余の星霜を経て
老朽化が進み倒壊の恐れがあった為である。この大鳥居の柱の
下部分は今までの鳥居の木材を使用し、上部分に第六十二回
伊勢神宮式年遷宮の古材を繋ぎ合わせ(根接ぎの技術)、
伊勢神宮と当社を融合した形で完成した。
ここに展示してある左側の黒い木材(コールタールで固めた)
は、地中に埋まっていた前の鳥居の基礎の部分で地表に出た部分
が雨水の影響で腐食して細くなっているのが解る。
右側の木材は、更に、その下部に埋まっていたもので「(鳥)
居用木」の文字を窺うことができる。神社の記録によれば
『大鳥居 神明造 柱周り六尺三寸 横巾三間壱分 高サ三間九分』
とあり、鳥居建立の棟札には明治十九年とあるから、
約百三十年地中に埋まっていたことになる。
----------------------(説明文より)
「御井社」の方へ向かいましょう。





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【いのちの水】
生きとし生けるものに水は欠かせない存在です。
「いのちのの水」はその生命の源となるお水という意味もあり
ますが、同時に「いのち神」の別名を持つ伊太祁曽神社の神様の
御敷地から湧いているということもこの名称の由来で、古くより
この名で呼ばれ親しまれています。井戸の奥には彌都波能売神
(水の神様)と御井神(井戸の神様)を祀る御井社があります。
お水を頂くときは御井社にお参りをしましょう。
【お水の汲み方】
井戸を開け、柄杓で汲んでください。夏場など水位が減って
いることがありますが、大人が手を伸ばせば汲める高さに水は
あります。汲み終えたら井戸の蓋をして柄杓を元の場所に戻して
下さい。お水を頂いたら、伊太祁曽の神様と御井社の神様への
感謝のお参りを忘れずに。
--------------(伊太祁曽神社 境内案内板より)

御井社
御祭神/彌都波能売神・御井神
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神社の前の井より湧く水は絶えること無く
古くから「いのちの水」として多くの人々に敬われてきました。
飲むと活力を得ると伝えられ、飲料水や料理用にと遠方より
汲みに来られる人もあります。
殊に病氣の人には元氣を取り戻す霊力があると信じられ、春秋を
通じてこの社を訪れ水を汲みに来る人も絶える事がありません。
神様に手を合わせてから、「お水」を戴きましょう。
--------------(伊太祁曽神社 境内案内板より)


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御井社について
平成三十年九月四日に発生した『台風二十一号』に伴い、
御井社の社殿が倒木により破損致しました。
現在、御祭神は「蛭子社(客殿)」(本殿正面に向かって左手)
にお移ししております。御井社にお参りに来られました皆様は、
どうぞ「命の水」を頂いた後に蛭子社にもお参りください。
また、御井社社殿の修復に関して修復奉賛金をお願いしており
ます。どうぞ、早急な復興のためにも皆様のお志を頂戴致したく
お願い申し上げます。修復奉賛金につきましては、社務所にて
受付を行っております。
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「祇園神社」へ。



祇園神社
御祭神/須佐男命・天照大神・埴安姫命
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この祇園神社は、伊太祁曽神社の祭神五十猛命の父神様である
須佐男命等をお祀りしています。神社合祀令により氏子地域内に
祀られていた祇園神社四社(塩ノ谷・明王寺・山東中・奥須佐)
も明治四十二年にここに合意霊されました。
現社殿は平成二十三年九月に改築されました。
--------------(伊太祁曽神社 境内案内板より)

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神代の昔、須佐之男神と五十猛神は高天原より天降るとき、
新羅(韓国)の曾尸茂梨に降り立ちますが
「此の国には居りたくない」として舟を造り東に渡り、
出雲國の簸川上の鳥上峯に至ります。
その後、須佐之男命は大蛇を退治し五十猛神は妹神と共に
日本全国に木を植えて廻り、すべて青山となします。
五十猛神はその功績により有功之神と称えられ、紀伊國に
お鎮まりになったという事が『日本書紀』に記されています。
この度、奥出雲の鳥上峯(船通山)の磐をここ祇園神社の社前
に神祀りし彼の地を遥に拝む縁といたします。
--------------(伊太祁曽神社 境内案内板より)
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