fc2ブログ
定食屋さんに訪れるような感覚で見て戴けたら嬉しいです。中身は趣味のネタ色々、たまに飯テロ。ヲタクなネタから神社めぐりまで。お好きな記事をブログカテゴリからお選び下さい。
2014年06月27日 (金) | 編集 |
★その1を読んでいない人は、まずはこちらを。
http://ajiteiseruna.blog.fc2.com/blog-entry-279.html

どどぉぉぉん!(謎の効果音)

20140615_araiya_007.jpg

ウワサ通りの自販機!

そう、某番組にも取り上げられたアイツが登場ですよ。

かなり年季入ってますなぁ。インパクトスゲぇ。
ちなみにこの販売機は、調理されたお弁当を保温しているだけ
の物で、国内の『株式会社 津上』というメーカーが作ったもの。
機械の生産は30年程前に終了しているようですが、
こんなにもボロボロなのにまだ現役ってのは凄いよね。
もしも機械に感情があるのなら、ここまで大事にしてもらって
きっと本望なんじゃないでしょうか。

お弁当は全てのメニューが300円で、ボタンは左から…
「ひれかつ・やき肉・やき肉・とりからあげ・うりきれ」。
※売切れランプが点かないため、お金を入れて出なければそこは終了。

《販売機内の手書き説明》---------------

当店の誓い!
当店の弁当は、昭和47年の創業以来一貫して、
すべて国産の焼肉国産のロース肉、国産のトリモモ肉を使用
しています。そして今後も、国産を使用いたします。


---------------------------

おおー!オール国産とはスゲぇ!
(ちなみに米も、国産コシヒカリ使用らしいですよー)
っていうか私が生まれる以前の年から営業しているなんて
頑張ってるなー。販売機を眺めているといかにも地元民な
お爺ちゃんとおっちゃんが軽トラでやってきて、
お弁当を買って行く。みんなに愛されてるんだなー。

旦那:「ちょっとこれは…俺ココで買うのは勇気がいるなぁ…」
SERUNA:「うーん…」

ついね、衛生面は大丈夫かとか販売機の前で余計な事を考えて
しまう私がいるのですよ。でもハラを括ってここまで来たんだ!
それにこの機械が随分と長い年数、ここまでもっているなんて
凄い事じゃないか、流石だよメイドインジャパン!

SERUNA:「よし!お弁当買っちゃおう!」
旦那:「∑(゚Д゚) えっ、マジでっ?」

使用できる硬貨は100円玉のみだと思った方がいいですね。
無論千円札や五百円硬貨は使えないでしょう。
「100円硬貨ねぇよ…」と両替に困ったら、
外にジュースの自販機がありますのでそちらへどうぞ。

機械がボロボロなので、
グルメの記事としてはビジュアル的にアレですが…
ゴンと落ちてきた弁当を手前に引き出して記念の一枚。

20140615_araiya_008.jpg

機械も人間も見た目なんかじゃない。
価値のなさそうな物にこそ、価値がある。


…と、自分に似合わないようなカッコいい事を言ってみるw
この販売機の存在だけでも、お弁当の300円以上の価値がある。
コイツは40年間ずっとココで仕事をしていて立派じゃないか!
中身のお弁当も絶対、美味しいに違いないんだから。(`・ω・´)

ちなみに私が買ったのは『やき肉弁当』で、
旦那は『ひれかつ弁当』。勿論、販売機から出てきたお弁当は
ホッカホカ。販売機の前に置かれているこれまたボロボロで
年季の入った座席にお弁当をポンと置いて写真を撮ってみる。
あぁ、何だかとってもシュールな光景。

20140615_araiya_009.jpg

弁当の外側に緑色の紙で封がしてあり、
それを外してパックの蓋を外すと更にラップが巻かれている。
うむ、衛生面の対策はバッチリな模様。しかし割り箸は、
剥き出しで販売機の外側にセットされていたので使用するのには
かなりな勇気が必要。大丈夫かコレ。(;´Д`A
気になる人はマイ箸を持って行くといいよ。

やき肉弁当

20140615_araiya_010.jpg

ひれかつ弁当

20140615_araiya_011.jpg

茶色いですね、ええ。
並べてみたけど両方とも見た目変わらねぇぇぇww

どちらのお弁当にも、味付きの胡麻昆布が添えられています。
お弁当は店の中では食べず駐車場に置いた車の中で食べました。
旦那のヒレカツと私の焼き肉をちょっと交換。

やき肉弁当のお肉は、そんなに柔らかいワケでは無いけれど、
硬くもなく。ひれかつ弁当のお肉はというと、
美味しいけれどいまひとつかな。でも決して不味くはなくて
「普通に美味い」。あと褒めるべき点はお米ッスね。
これは旦那も言っていたけれどご飯が美味い。
添え物の胡麻昆布をホカホカのご飯に乗せて食べるのオススメ。
個人的にプッシュしておきたいのはひれかつ弁当よりも
やき肉弁当の方かな。

総合的評価としては、まあまあ美味い。
えー、言っておきますけれどコレ、褒めてるんですからね。

双方のお弁当はどう例えて言ったら良いんだろう…
「お母さんが作ってくれるお弁当の味」。
何となく懐かしさを感じるような素朴な味わい。
食べながらパッと頭の中に浮かんだのが高校生の頃に
家で作ってもらったお弁当を持って、友達とみんなで食べた
お昼ご飯の光景。例え方が難しくてスマンです。
その辺のコンビニ弁当なんかとは全然違って作ってくれた人の
「美味しく食べてもらいたい」っていう気持ちが込められて
いるような…そんな感じ。懐かしく、どこかあたたかい。

あらいやオートコーナーについて、他に色々調べてみた
やき肉弁当のタレは創業から40年、注ぎ足し注ぎ足しした
秘伝のタレとの事。ひれかつ弁当とからあげ弁当を作る数は
やき肉弁当よりも少ないらしい。お弁当は1日3回以上補充され、
一日の売り上げはおよそ50~100個。
もしも、自動販売機が壊れたらどうなるかというと、
機械もだいぶ古く代えの部品も無いため、弁当の販売は終了
してしまうらしい。


こういったレトロ自販機が置かれる光景も「昭和の遺物」になって
しまったけれど、機械がダメになってしまうまで頑張って欲しい。
私は大好きですよ。
(記事:©SERUNA)
美味しかったです。ご馳走様でした。

【おまけ】
もう一匹随分と汚い猫がやって来たと思ったら、
相当ヤバげな感じ。舌を出し、涎がダラーっと垂れて目つきが
かなり逝っていた。こっちを見た顔がバイオハザードにでも
出てきそうなくらいにヤバかったんで、
あまり怖くない横向きの写真を掲載。夢に出そう。

20140615_araiya_012.jpg


ブログ応援にランキングや拍手ボタンをポチッと
押してもらえたら嬉しいです。
にほんブログ村 その他趣味ブログ 多趣味へ
にほんブログ村
関連記事
コメント
この記事へのコメント
レトロすぎるw
こんばんはっ!!

自販機がレトロすぎてびっくりですw
でもこういうの、面白いと思うし興味ありますね。
近くに行くことがあったら立ち寄ってみたいかも。

時代の流れに乗って新しい機械を取り入れるのももちろん魅力的だけど、
こういった古いものを使い続けてるってのも同じくらい魅力的。
今ではそこにしかない貴重なもの、個性の溢れる場所になっちゃってるんですものね。

見た目的には「衛生的に大丈夫か?」と心配になってしまうけども、
信念というか心意気というか、そういうものがこの場所から感じられるような。
ジャンル問わず人でも物でも見た目よりそういう部分に惹かれますね。
2014/06/28(Sat) 20:47 | URL  | るる #a/bq0lpE[ 編集]
Re: るるさん
こんばんは、いらっしゃいませ。
いつもコメントありがとうございますー♪

いやいや、レトロを通り越して化石レベルだったりしてww
以前、国内で二台だけと聞いた事がありましたが、今はどうだろう。
販売機としての歴史的、資料的な価値は十分あると思うので、
もしもこの機械がその使命を全うする日が来たとしてもなんらかの形で
保存しておいて欲しいくらいですね。

そういえば、日本には『付喪神』というものが存在します。
「長く、大事に使われていた道具には神が宿る」っていうあれです。
(日本は八百万の神の国ですからw)あえてこの販売機を「彼」という
言い方をしちゃいますが、私が見た感じ、彼にはもう魂が宿っている
ような気さえしますよ。

ダメになったら使い捨てる事が多くなってしまった今の世の中ですが、
こんな風にいつまでも大事に使う事こそ、本来あるべき姿じゃないかな
…なんてね♪ ( ´ ∀ ` )ノ
2014/06/28(Sat) 22:31 | URL  | SERUNA★静岡 #-[ 編集]
No title
あー、親が作ってくれた弁当の味かあ、なるほど想像しやすいです。自販機の中で調理してる訳じゃないから大丈夫なんでしょうけど、確かに食欲をそそらない外観ですねw
2014/06/30(Mon) 18:28 | URL  | 紅茶 #WGv/JGO2[ 編集]
Re: 紅茶さん
こんばんは、いらっしゃいませ。
いつもコメントありがとうございますー♪

そうそう、決して無機質な味では無いんですよね。
心がこもった「お母さんの味」っていう感じ。お弁当の購入にあたっては、
販売機を目の前にした時に本気で一瞬躊躇いましたよw
でも美味しかったから良かったです♪
2014/06/30(Mon) 18:54 | URL  | SERUNA★静岡 #-[ 編集]
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック