伊東市にあります「東海館」にやって参りました。
この施設は入浴もできますが、目的はマンホールカード。
カードをいただきついでに館内の見学もしました。


伊東市指定文化財
旧木造温泉旅館 東海館
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種別 有形文化財
指定年月日 平成11年3月30日
東海館は伊東市を流れる松川河畔にある大正末期から
昭和初期の温泉情緒をいまに残す木造三階建て温泉旅館群の
一つです。昭和3年(1928)に創業、昭和13年頃(1938)、
昭和24年頃(1949)に望楼の増築など、幾度かの増改築を
行いながら旅館業を営んでいましたが、平成9年(1997)、
70年近く続いた旅館の長い歴史に幕を下ろしました。
その後、伊東温泉情緒を残す街並みとしての保存要望もあり、
所有者から建物が伊東市に寄贈されることになりました。
平成11年(1999)には、昭和初期の旅館建築の代表的な
建造物として文化財的価値をもち、戦前からの温泉情緒を残す
景観として保存し、後世に残す必要があるという理由から
市の文化財に指定されました。平成11年から平成13年にかけて
保存改修工事が行われ、平成13年(2001)7月26日、
伊東温泉観光・文化施設『東海館』として開館しました。
-----------------------(↓続く)

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創業者の稲葉安太郎氏が材木店を営みながら、
国内外の高級な木材を集め、この旅館を建てる際に形や木目
などの美しく質の良い木材などをたくさん使っています。
昭和13年頃に建築された部分では3人の棟梁を各階ごとに競作
させたこともあり、廊下の飾り窓や階段の手すりの柱などに
それぞれ違った職人の技と凝った意匠を見ることができます。
他にも、玄関の豪快で力強い彫刻や書院障子の組木のデザイン、
照明器具などもみどころです。
------------------(東海館 説明文より)
「テルマエ・ロマエ」のコミック4巻に東海館が登場したよー
というパネルがありました。

館内にお邪魔いたします。


本当はここでゆっくり見学をしていく予定は無かったので、
ガラホの充電をフルにしていなかったんです。
電池残量が少ない状況のなか、少なめに撮影してきました。
本当はもっと撮りたかったんですけどね。


建物は耐震補強がされています。

【客室と廊下】

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ここは昭和13年(1938)に竣工し、当時は新館と呼ばれて
いました。この新館は創業者の稲葉安太郎が、
田中萬作(一階)、森田信良(二階)、山本増衛(三階)
の地元で腕の良い棟梁に各階を担当させ、競わせたといわれて
いる部分です。白熱灯と使い込まれた木が生み出す静寂な
雰囲気が漂う、廊下と雁行する一戸建風の客室は当時の面影を
よく残しています。入り口についている変木と一つ一つ丁寧に
細工が施された竹の模様の照明も見どころです。
---------------------(説明文より)


【牡丹の間】
客室はたくさんあるのですが少しだけしか撮っていません。
申し訳ないです。

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昭和13年竣工の新館と呼ばれた客間の一部です。
客室入り口には、透かしの入った擦りガラスの笠がとりつけ
られ、木造建築の良さを引き立てています。
床の間のつくりは、やや崩した造りの「行」の構えと
言われています。床柱には、天然杉の絞り丸太が使われて
います。ここは、付書院(出書院)といって、縁側に出窓を
張り出させ、障子と欄間を入れ、棚板を設けるものです。
書院障子は魚を獲るための投網と杭のような文様、
書院欄間には、麻の葉の文様が組まれています。
---------------------(説明文より)



★その2に続く!
→ http://ajiteiseruna.blog.fc2.com/blog-entry-3301.html
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