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2020.8.13 参拝
いつもだったら大祭二日目は御神輿が渡御する日。
白装束が「あんえーっとぉぉん!」と声を張り上げながら
もみくちゃになる様を見て焼津っ子の気持ちもアガる日。
しかし今年はいつもと違う夏。
やっぱみんな我慢ができないんでしょうね。
私もそうですが「祭りがなくてもせめて参拝を…」と、
人々が集まってお参りをしていました。
チクショウ、こうなったのもみんな中国のせいだぞ。
コロナなんて無ければ今頃は楽しいお祭りだったのに。


新しい社務所はもう入れるようです。
中に入ってみましょう。

社務所建て替えは31年ぶり。参集殿(月冰殿)は54年ぶり。
新たに完成した建物は一階が社務所・授与所、二階が参集殿。
多目的トイレや授乳室を新設した他、
展示スペースでは神社が所蔵する室町時代の日本刀等を常設。
今後は神宮撤下の御神宝も展示する予定でいるそうだ。
参集殿は広さ約130平方メートル。参道側には窓が無いですが、
これは大祭時に御神輿を見下ろす事がないよう配慮したもの。
(この配慮には拍手!凄いですね、よく考えて作られています)
展示スペースは授与所の両側にありました。
(獅子頭は撮影禁止でしたが、日本刀は撮影OKとのこと)

【脇差:無銘 水田国重】



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脇差 無銘 水田国重
長さ 44.0cm(1尺4寸5分) 時代 江戸時代(寛文頃)
水田派は室町末期に備中国で興り、慶長以降に栄えた。
この一派はほとんどが国重と名乗り、中でも大与五国重が上手
である。また、同名が同時代に数多くおり、
名文も「備中国水田住国重作」と切っているものが多い。この
脇差は相州伝の鍛えで小板目に大板目が流れごころに交じる。
刃文は、小湾れ風の大乱れに荒沸がよくつき、匂い口が深く、
砂流しがかかるなど覇気がある。
---------------------(説明文より)
【刀:備前国長船清光】

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刀 備前国長船清光
長さ 73.6cm(2尺4寸3分) 時代 室町時代(天正)
備前国は鎌倉時代から日本最大の刀剣製作地として有名である。
室町期は末備前と言われ、刀工数が著しく、応仁以降では、
則光、忠光、勝光、祐定、清光などがよく知られている。
しかし、天正19年の吉井川の氾濫で、この地が水没し、
わずかの刀工しかいなくなった。この清光は天正2年8月日の
裏銘があり、末備前の最後を飾る刀である。
地鉄は小板目よくつみ、地沸がつき、刃文は、直刃出来で、
清光の特徴がよく表れた刀である。
---------------------(説明文より)
【刀:無銘 当麻】

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刀 無銘 当麻
長さ69.4cm(2尺2寸9分) 時代 南北朝時代
鎌倉末期から南北朝期にかけて、大和国当麻の地で鍛錬した
刀工を称して当麻派と呼んでいる。有名な当麻国行の在銘の
太刀は二口にとどまり、多くは極め物である。
この刀は無銘ではあるが、当麻の特徴がよく出ている健全な
名刀である。すなわち、反りが浅く、身幅があり、
平肉がつき、鎬幅が広く、地鉄は板目が流れ、地沸が厚くつき、
刃文は直刃で、二重刃が交じり浅く湾れ、足が入り、
沸よくつき、砂流しがかかる。
---------------------(説明文より)
旧社務所(向かって右)とその隣の月冰殿はもうじきお別れ。
取り壊されたあとはこの場所に駐車場を整備するとのこと。

「日本武尊御沓脱之旧蹟」に行ってみました。
※この場所がどんな所なのかは過去ログを参考にしてね。
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「大祭中止になっても、せめて剣だけはさしているのでは?」
と思ったけど、さしていなかったです。
仕方ないが寂しい。(´・ω・`)
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