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【英名二十八衆句 由留木素玄】月岡芳年・慶応3年(1867)

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由留木素玄は以後の対局中、相手と口論になり、
怒りのままに斬り伏せた。しかしその後、蔵の壁に塗り込めた
はずの死体が、にょっきりとあらわれ、素玄に再試合を
申し込んだという。一国の領主の室内らしく、調度品が豪華。
---------------------(説明文より)
歌川国芳のお弟子さんの絵。
この絵にもちょっとした手法が使われていました。
下から見ると紋が浮き出て見えます。


【英名二十八衆句 御所五郎蔵】月岡芳年・慶応2年(1866)

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俠客・御所五郎蔵は、暗闇のなか、妻さつきと間違えて
主君の恋人逢衆を殺してしまう。腰にくくるは逢衆の首。
五郎蔵に襲いかかる敵役の星影土右衛門がシルエットで
表されるのが面白い。
---------------------(説明文より)
【新吉原角街稲本楼ヨリ仲之街 仁和賀一覧之図】
落合芳幾・明治2年(1869)


パレード、きっと華やかだっただろうな。
この時代に生まれていたら絶対見物しに行ってたかも。
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弟子の芳幾による、吉原遊郭の八月の年中行事、
「俄」の風景。芸者衆による素人芝居や祭礼の仮装パレード
などを遊女が見物している。美人に鼻の下を伸ばす男など、
滑稽な群衆を見ていくのも楽しい。
---------------------(説明文より)
【古今比女鑑 秋色】月岡芳年・明治8〜9年(1875〜76)

この美人画好きです。
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弟子芳年の美人図。秋色は、13歳の時の句
「井の端の桜あぶなし酒の酔」が評判となった女流俳人。
破綻のないポーズや、まぶたをくっきりと描いた顔など、
芳年の良質な女性表現が確認できる。
---------------------(説明文より)
【四代目中村歌右衛門死絵】歌川国芳・嘉永5年(1852)


国芳さん、好きな役者を他の作品にも描きまくるw
亡くなってからの追悼絵は、絵を描く人なら昔からのあるある
ネタだったんですね。
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大阪で亡くなった歌舞伎役者、四代目中村歌右衛門を追悼
する浮世絵。最後につとめた、平清盛の扮装でポーズをとる姿
を描く。画面を占める顔は、貫禄たっぷり。彼のファンで、
その魅力をよくわかっていた国芳ならではの作品である。
---------------------(説明文より)
【日本駄右エ門猫之古事】弘化4年(1847)


「に“ゃー!」とでっかい顔のネコも凄いけど、
歌に合わせて踊ってる二匹のネコも好き。
どんな猫又でもこんな風に手ぬぐい被って踊っていたら
私だったら間違いなく抱きしめに行くw(死亡フラグ)



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三代目尾上菊五郎の引退興行に取材した国芳の役者絵。
菊五郎演じる老婆が油をなめると猫のシルエットが行灯に映る
場面、老婆の歌に合わせて猫又が踊る場面、ついに化け猫の
正体をあらわした場面など、複数の場面をまとめて描く。
---------------------(説明文より)
【亀喜妙々】歌川国芳・嘉永元年(1848)頃


この絵を見てシーマンを思い出してしまったw
人語で物凄く辛口なコトを喋り出しそう。
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描かれた亀の顔はすべて役者の似顔であり、
甲羅にはそれぞれの紋などのヒントが隠されている。
大物役者ほど大きな甲羅で描かれ、右端下の最も大きい亀は
四代目中村歌右衛門。甲羅には彼の裏梅紋が確認できる。
52歳頃の作。
---------------------(説明文より)
【駒くらべ将棋のたはむれ
はだか玉将・まってくんねへまたねへまたねへ】
歌川国芳・天保14年(1843)頃

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将棋の駒を擬人化する。
さまざまな局面における駒たちの表情を楽しみたい。
「はだか玉将」では「玉」はひとりはしゃぎまわり、
「まってくんねへ」の駒たちは「早くしろよ」
とでもいいたげ。
---------------------(説明文より)
【駒くらべ盤上太平棋】歌川国芳・天保14年(1843)


昔のこういった擬人化絵も大好きです。
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国芳の手にかかると何でも擬人化されてしまう。
ここでは将棋である。どうやら駒の強さや特性に合わせて
それぞれの兵士が描き分けてあるようだ。なお、この作品は
「判じ物」として出版を差し止めになっている。
47歳頃の作。
---------------------(説明文より)
★その3に続く!
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