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【としよりのよふな若い人だ】歌川国芳・弘化4年(1847)頃

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おちょこを差し出す女性。よくみれば、髪、顔、着物と、
すべてが人の寄せ集めでできている。
「寄せ絵」と呼ばれる国芳お得意の手法である。
「人さまのおかげで、ようやく人らしい顔になりました」。
51歳頃の作。
---------------------(説明文より)
【流行猫の戯 身の臭婬色時】歌川国芳・弘化4年(1847)



現代にも二次元だけでなく三次元のナマモノに猫耳を生やした
絵を描いてしまう絵師は星の数ほどいるが、
国芳さんもそれをやっていたw
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芝居の一場面を猫で描く。力士白藤(ここでは白ブチ。
いかにも猫の名前らしい)と芸者お俊。その顔は人気役者の
似顔絵となっている。着物のデザインも猫にまつわるもの
づくしで、猫好き国芳のアイデアが満載である。
51歳頃の作。
---------------------(説明文より)
【里すずめねぐらの仮宿】歌川国芳・弘化3年(1846)



現代とは擬人化の描き方の手法が全く違うが、
なんとなく可愛いと思えてしまう。(´ω`*)
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吉原遊郭が仮店舗で営業を開始したことを知らせるもの。
遊女絵の出版が禁止されていた時代にあって、国芳は絵の
擬人化で対応した。人間が描かれるよりも表情豊かに見える
から不思議。
---------------------(説明文より)
【奥州安達がはらひとつ家の図】月岡芳年・明治18年(1885)


国芳のお弟子さんが描かれるエログロ。
何というかニッチなジャンルと申しましょうか、
妊婦さんが逆さ吊りで殺されようとしているこのテの絵は
一部のSMマニアが喜びそうッスな。月岡芳年が描いていた絵
の殆どがサディズム的な物が多かったようなので……
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安達ヶ原の一ツ家伝説を描く。吊るされた妊婦が、
老婆の実の娘であったとは、見る者だけが知る悲劇である。
生々しいが、同時に耽美さも漂う。画角を活かした構図と
美しい色彩、理知的な線画。芳年47歳、絶頂期に生み出された
「一ツ家」表現である。
---------------------(説明文より)
【端午の節句】歌川芳藤・嘉永5年(1852)


芳藤さんの描いたこの絵ですが、
切って組み立てるとこんな風になるそうです。
展示物の中で凄く好きな作品。


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立版古などと呼ばれる、おもちゃ絵である。
切り取って貼り合わせると、ミニチュアの端午の節句飾りが
出来上がる。おもちゃ絵は、子供の手遊び、かつ消耗品のため
粗末なものが多かったが、芳藤は丁寧に作っている。
---------------------(説明文より)
【東名所隅田川梅若之古事】 月岡芳年・明治16年(1883)



美少年ッスな。ガロとかに載ってそうな絵。
男の子なのに色っぽくて、不思議な魅力がある。
今でも刺さる人には刺さりそう(むしろ刺さった)。
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人買いにさらわれた梅若丸は、隅田川の岸辺で病にかかり、
12歳の儚い命を散らせた。春雨のなか、ときならず吹いた風に
桜が散り乱れ、力尽きた梅若丸に降りかかる。
芳年は少年の悲劇をたっぷりワイド画面で展開する。
芳年45歳頃、円熟期の逸品である。
---------------------(説明文より)
【月百姿 吼噦】月岡芳年・明治19年(1886)


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「吼噦」は狂言の「釣狐」の別名。
老狐は僧侶の白蔵主に化けて猟師のもとに行き、
狐釣りをやめるよう説き伏せる。説得に成功し、気が緩んで
正体が現れ始めたところ。芳年は月明かりに浮かぶ薄の穂を
無線で表現し、作品の夢幻生を高めた。
---------------------(説明文より)
【浮世よしづ久志】歌川国芳・弘化3〜嘉永元年(1846〜48)


絵の中に作者が混じるやつなんか好きw
ネコを抱く国芳さん可愛い。
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「よし」の二文字が大きく記される。
「よし」となる様々なシチュエーションを絵で表現している。
国「芳(よし)」自身も、芳桐印の着物をまとい、
愛する猫を肩に抱いて登場する(右上)。
もちろん照れ屋の彼はいつもどおり後ろ向きの姿である。
---------------------(説明文より)

今回は気になった絵しか撮っていないのでここまで。
浜松市美術館にて11月8日まで開催されていますので、
浮世絵に興味を持たれた人がいらっしゃいましたら
是非直接会場に足を運んでみて下さいね♪
【おまけ】-----------------------
浮世絵猫づくし!広重・国芳・暁斎が描いた猫の浮世絵を解説
https://media.thisisgallery.com/20181626
(リンク先:This is Media)
歌川国芳の猫にまつわるエピソードをまとめてみた
http://artistian.net/kuniyoshi-cat/
(リンク先:ARTISTIAN)
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