→http://ajiteiseruna.blog.fc2.com/blog-entry-3454.html
さて、湧玉池の方へ行きましょう。

【湧玉池】
富士山に降った雨や雪が湧出する国指定特別天然記念物。

----------------------------
東脇門を出ると平安朝の歌人平兼盛が
「つかうべきかずにをとらん浅間なる御手洗川のそこにわく玉」
と詠じた湧玉池があります。この池は富士山の雪解け水が
何層にもなった溶岩の間を通り湧出するもので、
特別天然記念物に指定されています。 清水の湧出する水源の
岩上には朱塗優雅な水屋神社があります。富士山登山者は
この霊水に禊ぎをして登山する古くからの習わしがあります。
----------(富士山本宮浅間大社 公式サイトより)
「富士山御霊水」。
ここでは湧き水を自由に汲む事ができます。
飲料用として使いたい場合はキチンと煮沸してからどうぞ。

富士山本宮浅間大社の御祭神「木花之佐久夜毘売命」は、
父神である大山祗神と共に「酒造の神」とも言われています。
お酒を造るうえで水はとても大事です。富士山からの透き通る
ほどの湧き水を湛えた湧玉池は、まさにこの神社の御祭神に
ピッタリと言えます。
下の写真は神幸橋辺りから撮影。
池の中央に神路橋と厳島神社。



----------------------------
湧玉池は、約1万年前の富士山噴火によって噴出した溶岩流
の末端に位置している。富士山に降った雨や雪が溶岩流の隙間
に貯えられ、溶岩流の末端から押し出されるように湧き出し、
池となったと考えられている。湧玉池は、富士山の湧水のうち
でも規模が大きく、学術上貴重なものであることから、
昭和27年(1952年)3月29日に特別天然記念物に指定された。
また、湧玉池は世界遺産富士山の構成資産である「富士山本宮
浅間大社」に含まれている。
池の面積は約2,500㎡。水温は四季を通じて約14℃、
水量は年平均毎秒2.1㎥(平成25年度)あり、池から神田川に
流れ出し、市内を流れている。
浅間大社の社伝によると、噴火する富士山を水徳の神
(浅間神)の力により鎮めるために、湧玉池の畔に浅間神社を
建てたという。また、湧玉池は登山者が身を清めるために禊を
行ったところで、室町時代の富士山を描いたとされる「絹本著
色富士曼荼羅図」(国指定重要文化財 浅間大社蔵)には、
湧玉池で禊をする道者(登山者)の姿が描かれている。
------------(富士山本宮浅間大社 案内板より)
【御神幸道首標の碑】


----------------------------
明治の初めまで行われていた「山宮御神幸」に利用された
御神幸の起点の碑である。御神幸は、春秋の大祭前日に
浅間大社と山宮浅間神社との間を祭神が往復するもので、
祭神は鉾に宿って移動した。鉾を安置した鉾建石が、
浅間大社の楼門前と山宮浅間神社の境内に残されている。
御神幸道の50丁(1丁は約109m)の間には、1丁目ごとに
目安の丁目石が置かれていたが、現在その大部分は確認する
ことができない。
------------(富士山本宮浅間大社 案内板より)
湧玉池から勢いよく神田川に注がれる湧水。

透明度がとにかく凄い。

富士山本宮浅間大社に来たらこの美しい湧玉池と、
綺麗な水が流れる川にも注目してみてね。
これらをスルーして帰ってしまうのは勿体ないです。

個人的にお参りの時期でオススメは春。
春に咲く桜は、富士山本宮浅間大社の御祭神である
「木花之佐久夜毘売命」の御神徳そのものです。
今回は秋の参拝でしたが、桜咲く時期にまたレポート
出来たらいいなと思っています。
皆さんも富士山本宮浅間大社へのお参り如何でしょう。
ブログに訪問ありがとう。
「静岡には素敵な神社があるね」と思った人、
拍手をポチッとよろしくお願い致します♪