夏越大祓の帰りに社務所に立ち寄った時、
久し振りに覗いてみたら展示されている物が変わってました。


【脇差 相州正次】



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脇差 相州正次
長さ 53.3cm(1尺7寸6分) 室町時代
相州政次は室町時代、北条早雲が武田家や今川家と覇権を
争っていた頃、北条氏の求めで小田原に集まった
小田原相州鍛治の一人です。この頃は戦国時代と言われ、
各地で戦いが起こり、激しい戦の為に現存する刀は少なく、
正次の刀もほとんど残っておりません。
この脇差は、地鉄が小板目に大板目を交え、刃紋は、匂い口
の深い大乱れに荒沸がつき、刃紋中に砂流しがかかるなど
覇気に富んだ相州伝の特徴をよく表している正次の健全で
貴重な刀である。
---------------------(説明文より)
【脇差 銘 国(以下不明)】




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脇差 銘 国(以下不明)
長さ 46.1cm(1尺5寸2分) 江戸時代(寛文頃)
この脇差は茎(なかご)に銘の一部である「国」の字が
残っている。このように本体の姿である刀の茎の先を
切り詰めて短くしたものを磨上げという。
その当時は拵の長さや持ち主の体型に合わせて刀を短くする
ことが行われていた。この脇差は反りの少ない姿から、
製作された時代は江戸時代初期(寛文頃)と思われる。
この脇差は多少、磨上げてはいるが、元の姿を残しており、
すっきりした、品の良い脇差である。
---------------------(説明文より)
【槍 兼住】






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槍 兼住
長さ 17.8cm(5寸9分) 室町時代
室兼住は室町時代中期、美濃国(今の岐阜県)関で栄えた
刀工です。この時代は11年続いた応仁の乱を始めとして、
各地で戦いが激化した。このため刀や槍などの武器の需要が
多く、美濃国に数多くの刀工が表れた。
槍は実戦で数多く使われ、消耗したため残っているものは
比較的少ない。槍の長さは5〜7寸(15cm〜20cm)位のもの
が多く、1尺(30cm)以上の槍は大身槍と呼ばれている。
この槍は、小板目が流れ、よく詰んだ地鉄に、
直刃を明るく焼き、出来の良い槍である。
---------------------(説明文より)
以前撮影した別の刀はこちら。
http://ajiteiseruna.blog.fc2.com/blog-entry-3343.html
http://ajiteiseruna.blog.fc2.com/blog-entry-3513.html
ブログに訪問ありがとう。
「日本刀ってカッコいいよね!」と思う人、拍手をポチッと♪
こんな神社がうちの近くにあったら暇があればお詣りしているなと思いながら読みました🙂
古くからある神社には奉納された刀がある所もありますが、しまわれていて氏子でもないと見ることはできないでしょう。
奉納品は神社の歴史の一部なので公開されている所は今後も続けていただきたいと思っています。
記事へのコメントありがとうございます♪
この展示スペースは焼津神社の宮司さんが社務所の一角に
「神社の歴史を知ってもらうため」と設けた場所で、
こんな風に奉納された刀を間近で見られるのは本当に貴重。
定期的に刀が入れ替えで展示されているので、
お参りをするたびにちょこちょこ社務所を覗きに行くのが
楽しいです。いつか、焼津神社に来る機会がございましたら
是非社務所の方へも足を運んでみて下さい。(´∀`*)
遠いですがもし焼津に行く機会があれば一番にお詣りしようと思います。
それでは失礼します。
展示されているものの他に地元民として、
焼津神社大祭「荒祭り」も併せてオススメ致します。
二日目は特に見どころいっぱいですよ。
いつか焼津に遊びにいらした時は海の幸なども
堪能していってくださいね♪