次に向かったのは諏訪大社の下社。
皆さんには上社をお参りしたら、是非下社の方へも足を運んで欲しい。
下社では半年毎、御祭神の御魂代が秋宮と春宮を行ったり来たりすると
いうのをご存知でしょうか。つまり下社では季節によって神様が
どちらか一方におられる事という事。8月1日には祭神は春宮から秋宮へ、
2月1日には秋宮から春宮へ遷座されます。
今回のレポも境内の全てを紹介出来なくてすいません。
8日の時系列についてはこちら。
→ http://ajiteiseruna.blog.fc2.com/blog-entry-347.html

信濃國一之宮 諏訪大社 下社秋宮
http://suwataisha.or.jp/akimiya.html
御祭神:建御名方神、八坂刀売神
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我国最古の神社の一つであり、信濃国一之宮として朝廷や幕府の信仰
が篤く、全国一万余の諏訪神社の総本社である。
御祭神は信濃国の国造りをなされた日本国土の守護神としてこの地に
お鎮まりになられた。
----------------(諏訪大社下社秋宮 境内案内板より)
■根入りの杉
鳥居をくぐって正面に見えるこの杉の木は樹齢およそ六〜七百年。
枝が垂れ下がって眠っているように見えるので「寝入りの杉」だとか、
杉の挿木に根が生えたものなので「根入りの杉」とも言われています。
また、丑三つ時になると枝を下げて布団を掛けて静かに寝ているようにも
見えて、時には寝入りのイビキも聞こえると言われ、この杉の木の小枝を
煎じて飲ませたり、木の皮を使ったお守りを持たせると、酷い夜泣きを
する子供もゆっくり眠るようになると言われています。
……とありますが、木がイビキをかいている音が聞いてみたいと思う
のは私だけでしょうかねw

さて次の写真は、神楽殿ですよ。
この神楽殿は天保六年(1835)上社本宮幣拝殿を手掛けた立川和四郎
二代目富昌棟梁によって落成したもの。
神楽殿の大きな注連縄に注目してみて欲しい…と言われなくても、
デカイので誰だって見てしまうと思いますけれどもw
御祭神の建御名方神は、大国主の息子でもありますからこういった部分
にも出雲との繋がりが見てとれますね。この出雲型の大注連縄は御柱祭毎
に新しく奉製されるもので、総重量は約一トンだそうです。

神楽殿の奥に進むと社殿が。ここは秋宮の『幣拝殿』でございます。
諏訪大社は本殿を持たない神社として有名ですが、ではこの奥に何が?
と思われる事でしょう。ここ秋宮の拝殿の奥には『御神宝殿』があり、
さらにその奥には『御神木』(イチイの木)があり、秋宮ではこの御神木
を神体としてお祀りをしているのです。

拝殿横に建っていた秋宮の御柱。
なんとなく撮ってみたけどやっぱ凄い。

それと、別に撮らなくていいかなーと思ったんですが、
東方プロジェクトの痛絵馬があったのでついw
数年前は更にこれよりもっと痛絵馬だらけで凄い事になっていたんですが、
今回参拝した時は、そんな痛絵馬もごく僅か。ヲタの中にはミーハーで
イナゴみたいな連中が多い中、神様を元にしたキャラブームが過ぎ去った
今もまだこうやって参拝してくれている人がいるんだなと思うと…
残っている人こそ色んな意味で『本物』なんだろうなぁと複雑でもあり。
まぁ、普通にお参りしていればそれでよしとしよう。

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秋宮の鳥居のそば、社務所前方の森は「八幡山」と言われ、
ここには八幡社と秋宮恵比寿社があります。階段をあがると鳥居がふたつ
並んでいますが、左側を行けば八幡社。右側を行けば恵比寿社です。

こちらは『秋宮恵比寿社』。御祭神は事代主大神。
事代主といえば諏訪大社の御祭神、建御名方神のお兄さんにあたられる
神様でございます。神社の御分霊ははるばる出雲大社及び美保神社より
おいでいただいたものだそうで、昭和23年11月20日に御遷座祭を行い、
現在に至るそうです。(記事:©SERUNA)

ここで可愛い猫さんに出会ったけど逃げられちゃったよ。
(´・ω・`) ショボーン
秋宮近くで食べたお蕎麦のレポはこちら。
→ http://ajiteiseruna.blog.fc2.com/blog-entry-376.html
★その9に続く。
→ http://ajiteiseruna.blog.fc2.com/blog-entry-377.html
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本当だ。
しめ縄、出雲とよく似てますね~。
なかなかこの形を見かけることはないので、興味がわきました。
神様は人から崇められるほど、多くの人から信じられるほどにその力が増しますから、ブームが去っても残ってくれる人がいるということはありがたいし嬉しいことです。
一過性の流行りも無駄じゃないですね^^
いつもコメントありがとうございます♪
祀られるのがどんな神様かとか、神様同士の関係(親子とか兄弟とか…)
とかを知らないと、なんてことの無いこういった注連縄にも気付かず
ただお参りするだけになってしまいがちですが、あれこれ事前に知識が
詰め込まれていると神社参拝も楽しくなってきます♪
私が何故だろうと思うのが、ミカヅチさんが祀られる『鹿島社』が、
なぜタケミナカタを見張るような形で秋宮だけにあるのかなーとか…
(諏訪大社四社のうち、鹿島社はここだけ)古事記なんかを知ってると
気になってモヤモヤしまう部分なんかも出てきてしまいますがw
>一過性の流行りも無駄じゃないですね^^
神社や祀られる神様に興味を持つ最初の入り口がどのような形で、
どんなフィルターを通して神社や神様を見るにしても、
なんらかのキッカケがあって、こうしてまだ参拝している人が残ると
いうのも悪くは無いですね。( ´ ▽ ` )ノ