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2021年10月17日 (日) | 編集 |
毎年「新米は新嘗祭が来るまで我慢しよう!」と言い続けるが
今までの米のストックが結局11月までもたなかったりする。
…ではどうするか。「10月の神嘗祭さえ過ぎればOK!」
って事でウチでは新嘗祭を迎える前に新米解禁です。

(゚ω゚)「なぜ神嘗祭や新嘗祭過ぎないとダメなんですか?」
SERUNA:「それはね…」

ざっくり説明すると10月の「神嘗祭」というのは、
伊勢神宮の神様に、その年に収穫された新穀を捧げる日。
神嘗祭については伊勢神宮のページをリンクしておきますね。
https://www.isejingu.or.jp/ritual/annual/kanname.html
外宮(豊受大神宮)では10月15〜16日、
内宮(皇大神宮)では10月16〜17日に神事が執り行われます。
伊勢の神様が食べるお米はその日に執り行われる神嘗祭の神事
を皮切りとし、新米に切り替えられるのです。

そして11月の「新嘗祭」は収穫祭。
現在新嘗祭は「勤労感謝の日」という言葉に変えられてしまい
ましたが、新嘗祭は天皇陛下が皇居の「神嘉殿」において
新穀を天照大御神をはじめとした神々にお供えをし、
神の恩恵に感謝をなさった後、天皇陛下御自らもこれを
お召しあがりになる宮中祭祀を行う日のこと。

春には、収穫を祈願する『祈年祭』。
秋には、収穫を感謝する『新嘗祭』。


新嘗祭の時期には全国各地の神社で神様に収穫を感謝する祭り
が行われていると思うのですが…日本の風習といいますか、
昔の人は、新米はこれらのお祭りを迎えて神様にお供えをして
からでないと口にしないものだったのです。

(=゚ω゚)「ほほう、なるほど」
SERUNA:「えー、なのでつまりはあれだ…」

「新嘗祭までお米がもたないよ!」
…という人は神様が先に新米を口にしてしまえばOKなので
新嘗祭まで待たずとも、その前の神嘗祭さえ過ぎてしまえば
“ギリ大丈夫”というコトで。

本来我々日本人は自然や収穫される米・神々に感謝する気持ち
というものを持っていたハズなんですけど、スーパーで新米が
並び始めると早々に「我先に!」と競うように買い求めて
新米を口にするようになってしまいました。
え?お金を払っちまえばそんなモノは関係ない?
何だかだんだんと自分本位の世の中になってきているようで、
残念な気持ちになりますね。

現代人、ちょっと贅沢しすぎですよ。

そんなわけでここはひとつ昔の人に倣い、
神嘗祭や新嘗祭まで待って神様に感謝を捧げてから新米を頂く
という事をやってみるべきだと思うんですが如何だろう?

(=゚ω゚)「あのぅ…少し質問が。その神嘗祭や新嘗祭の前に、
 うっかり外食で新米が出てきてしまった時はどうしたら?」
SERUNA:「不可抗力なので一粒残さず食っちまいましょう」
(;゚Д゚)「結局食うのかよ!」

おあとがよろしいようで。


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