土山SAで見つけて購入したもの。
味もさることながら、この飴の謂れが気になったので。

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蟹ヶ坂飴のいわれ
http://tsuchiyamagakku.com/kanigasaka.html
「蟹ヶ坂飴」は、古くから土山宿の名物と知られ浅井了意の
「東海道名所記」(万治元年1658年)に「生野、茶屋あり、
飴を煎じて売る。」とあります。
大昔、鈴鹿山麓に身の丈3mの巨大な蟹が出没し、
旅行く人や近郷の村人に危害を加えていました。ある時恵心院
の僧都がこの地に赴き、大蟹に印明を示し、さらに大慈悲深く
天台宗の「往生要集」を説き、説法を施すと不思議にも大蟹が
随喜の涙を流して悪行を悟るが如く、我が身の甲羅を八つに
割裂いてとけ失せました。僧都は八つの甲羅を埋めて、
蟹塚を建てると、不思議にも蟹の血がかたまって、八個の飴と
なったそうです。それを竹の皮に包んで村人に授け、
「この八ツ割飴は、諸々の厄除けに効あり」と伝えました。
その後、数百年に亘り「厄除けの蟹ヶ坂飴」として
世にその名声を高めたと伝えられています。江戸時代では、
旅の疲れを癒す糖菓子として旅人に喜ばれました。
------------(リンク先:土山学区自治振興会)

この飴を作られているのは、現在は甲賀市土山町の高岡さん宅
(田村神社前のいこい)のみとなってしまったとの事です。

べっこう飴のような味かな?と思ったが全然違う。
ずっと昔、子供の頃に祖母がくれた飴の味によく似ていて、
素朴でどこか懐かしい味がする。
素材は澱粉と大麦麦芽のみ。薪で火をおこした竃で煮詰め,
ゴザの上でひとつひとつ手作業で丁寧に形成されたもの。
これからも頑張って作り続けて欲しい。

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身の丈3mの巨大な蟹とはどんな蟹でしょう!
熊に出くわすよりも怖いかもしれません。
これに天台宗のお坊さんが説法をして改心させ飴に変わる。凄い話の展開ですね。
>素材は澱粉と大麦麦芽のみ
どんな味なんだろう。私も、食べてみれば思い出すことがあるかもしれませんね。
いわれと言うものは単なる作り話でなく何らかの事項が元になっていると思うんですが、このいわれの元は何だったんでしょう、気になります。
いつもコメントありがとうございます♪
本当そうですね。でっかいお化けガニ(はたまた妖怪か)が目の前に現れたら確かに熊より怖い。なおかつ相手は両手にハサミ。一撃で胴体を真っ二つにちょん切られるかも思うとガクブルものです。
>何らかの事項が元になっていると思うんですが
神話や昔ばなしって大体そんな感じですよね。何かあった事実が、何かに例えられて語られる事が多い。tomabiさんが感じたように私も、きっとこの物語の元となったお話があるのではないかと思いました。詳しく調べればヒントとなるものが出てくるかも知れませんね。
ついでに関連する過去ログ(7年前に書いた記事)を貼っておきます。
http://ajiteiseruna.blog.fc2.com/blog-entry-392.html