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2022年02月14日 (月) | 編集 |
教育勅語

明治天皇_教育勅語

(全文)
 朕惟フニ我力皇祖皇宗國ヲ肇ムルコト宏遠ニ徳ヲ樹ツルコト深厚ナリ我力臣民克ク忠ニ克ク孝ニ億兆心ヲ一ニシテ世々厥ノ美ヲ済セルハ此レ我力國體ノ精華ニシテ教育ノ淵源亦實ニ此ニ存ス爾臣民父母ニ孝ニ兄弟ニ友ニ夫婦相和シ朋友相信シ恭倹己レヲ持シ博愛衆ニ及ホシ学ヲ修メ業ヲ習ヒ以テ智能ヲ啓發シ徳器ヲ成就シ進テ公益ヲ廣メ世務ヲ開キ常ニ國憲ヲ重シ國法ニ遵ヒ一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壌無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ是ノ如キハ獨り朕力忠良ノ臣民タルノミナラス又以テ爾祖先遺風ヲ顯彰スルニ足ラン
 斯ノ道ハ實ニ我力皇祖皇宗ノ遺訓ニシテ子孫臣民ノ倶ニ遵守スヘキ所之ヲ古今ニ通シテ謬ラス之ヲ中外ニ施シテ悖ラス朕爾臣民ト倶ニ拳々服膺シテ咸其徳ヲ一ニセンコトヲ庶幾フ

明治二十三年十月三十日
御名御璽


(読み下し文訳)
 朕惟ふに、我が皇祖皇宗、国を肇むること宏遠に、徳を樹つること深厚なり。我が臣民克く忠に克く孝に、億兆心を一にして世々其の美を済せるは、此れ我が国体の精華にして教育の淵源亦実に此に存す。爾臣民父母に孝に、兄弟に友に、夫婦相和し、朋友相信じ、恭倹己を持し、博愛衆に及ぼし、学を修め業を習ひ、以て知能を啓発し、徳器を成就し、進んで公益を広め世務を開き、常に国憲を重んじ国法に遵ひ、一旦緩急あれば義勇公に奉じ以て天壌無窮の皇運を扶翼すべし。是の如きは獨り朕が忠良の臣民たるのみならず、又以て爾祖先の遺風を顕彰するに足らん。
 斯の道は実に我が皇祖皇宗の遺訓にして、子孫臣民の倶に遵守すべき所、之を古今に通じて謬らず、之を中外に施して悖らず、朕爾臣民と倶に拳拳服庸して咸其の徳を一にせんことを庶幾ふ。

明治23年10月30日
御名御璽


(訳)
 私が思うに、我が御祖先が道義国家の実現を目指し、日本国をおはじめになった事は広遠であり、徳をお立てになった事は深く厚くあらせられ、我が国民はよく忠に励みよく孝を尽くし、全ての者がみな心を一つにして代々美しい慣わしをつくりあげて来たのは、我が国の最も大切な部分であり、教育の基づく所もまた実にここにあります。
国民の皆さんは両親に孝行を尽くし、兄弟姉妹仲良くし、夫婦互に睦び合い、友達は互いを信じて付き合い、人に対しては気儘の振舞いをせず謙って、全ての人々に対しては慈愛の心をもって手を差し伸べ、よく学び手に職をつけ、知識を養い、徳行と器量を磨き、進んで公共の利益を広め世の為になる仕事をおこし、常に法や規律を尊重遵守し、万が一危険や災難の差し迫った状況に置かれた時は忠義と勇気を持って力を合わせ我が国を助け護りましょう。これらの事は善良な国民として当然の努めであるばかりでなく、また、私たちの祖先の遺した素晴らしい教えや風習であります。
 この道は我が御祖先が指し示された教えであり、私たち子孫の守らなければならない所であると共に、 昔も今も変わらぬ正しい道であります。我が国はもとより外国で行っても間違いのない正しい道でありますから、私もまた国民の皆さんと共に決して忘れる事なく常に心に留めて大切に守り、体得実践することを強く願っているものであります。

明治23年10月30日
御名御璽

(わかりやすく)
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・両親に孝養を尽くしましょう。
・兄弟、姉妹は仲良くしましょう。
・夫婦は互いに仲むつまじくしましょう。
・友達はお互いに信じあって付き合いましょう。
・自分の言動を慎みましょう。
・広く全ての人に慈愛の手を差し伸べましょう。
・勉学に励み職業を身につけましょう。
・知識を養い才能を伸ばしましょう。
・人格の向上につとめましょう。
・広く世の人々や社会のためになる仕事に励みましょう。
・法律や規則を守り社会の秩序に従いましょう。
・忠義と勇気をもって国のため真心を尽くしましょう。

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ごく当たり前の事が書かれています。
一部で「一旦緩急あれば」の部分を「戦争」と解釈する人
たちがいて教育勅語を危険視しているみたいですが、
しかしちょっと待って欲しい。国が脅かされる状況に戦争
ではなく「災害」と変換してみるとどうでしょう?
(ちなみに皇運を「国の運命」とソフトに解釈させました)
未曾有の災害があった時に、全ての日本国民が力を合わせて
一つになり助け合った時の事を考えると「一旦緩急あれば
義勇公に奉じ以て天壌無窮の皇運を扶翼すべし」の部分が
しっくりくるのですが如何でしょうね?
教育勅語が今の時代にそぐわないと言うのは真っ赤な人たち。
今の時代なりに合わせて考える事だって出来るでしょう。

そして当たり前のことを当たり前に出来る世の中であれば、
生活が脅かされる事なく一人一人が心穏やかに暮らす事が
出来る
んですから、これらの言葉を胸に理想とする国を
目指していくこともまた当たり前の事かと思います。

関連過去ログ:
http://ajiteiseruna.blog.fc2.com/blog-entry-1561.html
五年前にも書いてたわー。


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