【お子様ランチの原点は“御子様洋食”】
1930年12月、三越本店 食堂部主任の「安藤太郎」氏により
考案された「御子様洋食」。安藤氏はとある食器メーカー
から持ち込まれた可愛い絵柄入りの皿を見て、
「子供向けの楽しいメニューを作ろう」と思い立つ。
スパゲティ・コロッケ・ハム・サンドイッチ・ボンボン、
そして更に登山が好きだった彼は、富士山の形に成形した
ケチャップライス(山頂には雪に見立てた白飯も)をのせ、
丸に「越」のマークが入った旗をその上に立てた。
これらを一つのプレートに盛り合わせて「御子様洋食」を
誕生させたという。当時30銭。
【“お子様ランチ”としての名で流通】
安藤氏が御子様洋食を誕生させた翌年の1931年3月、
上野の松坂屋が「花見や上野動物園に訪れるお子様連れの
お客様に楽しんでもらおう」と、同じく30銭で提供する。
「お子様ランチ」という名で売り出したのはここから。
1960年代より、当時人気だったウルトラマンのおもちゃを
付けて売り出したところ、これが爆発的な人気になり、
現在のお子様ランチのスタイルになる。

※写真は松坂屋のお子様ランチ(再現)。
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