「元やいづマルシェ」にて配布していた木造のミニチュア舟。
https://www.instagram.com/p/CeCvu0CJx3G/
イベントは10:00開始で、10分過ぎた頃にはもうこれだけ。
屋形船もあったけど早い者勝ちで目の前でドナドナされて
しまいました。あぁぁ…あれ欲しかったなぁ…

舟は大きいものから小さいものまで。
(小さい物でも両手で抱えるサイズですが…)
制作したかたは中国の方にも行っていたらしく、
苫舟?とかいう大陸の船もあった。





これらの舟を配っていたのは仲野誠次さんというかた。
その御父上「仲野福一」さんが40年ほど前に趣味で制作して
いたものだという。
福一さんは大正元年のお生まれ。かつて「焼津造船」で働き
木造船を作っていた職人さんで101歳でその生涯を閉じたそう。
ある日息子の誠次さんが家の片付けをしていたところ、
福一さんが趣味で作られていたミニチュアの舟が屋根裏から
大量に出てきたという。それらの舟を捨てるのも忍びなく、
「せっかくだから好きな人に譲ろう」と考えたらしい。

じっくりじっくり選びました。
大きい物は置いておくのに困るので中サイズのものを。
帆船を選んだ私、「簡単に組み立てられますか?」
と聞いたら「帆を立てるだけだから多分大丈夫ですよ」
と言われたので、頂いて実家までお持ち帰り。
早速組み立てようとしたけれど…

……どこをどうしたら良いのか全然わからない。
帆船の画像を検索してああでもないこうでもないと頑張ったが
糸をどう張ったらいいのかわからない。難しい。
諦めて帆を外してしまいました。(´・ω・`)


しかしさすが船大工の人が作っただけあって細かい。
これは縮尺何分の幾つのスケールだろう?

職人さんが作ったミニチュアの舟。
福一さんが“生きていた証”としてこうして皆さんにも
見て頂いた方がきっとこの舟にとっても、
今はいない福一さんにとっても幸せだろうなと思って
記事にしました。こんな風にただの趣味の舟であっても
器用に作る職人さんが居たという事を忘れないでほしい。
大事にさせていただきますね。
(帆船に詳しい人が居たら教えてもらおうかな…)
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