焼津市城之腰にある「光明山 常照寺」。
浜通りの小さなお寺です。


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鎌倉時代に法然上人の開かれた浄土宗に属し、天正十年
(1582年)に大蓮社照譽上人常元和尚がこの地に起立す。
本尊 一光九品阿弥陀如来
魚籃観音
文久年間(1861年〜1863年)に上連という漁師が
焼津の浜で網をあげると、魚に混じって全身塗金された
一寸八分の観音様が入っていました。上連は焼津の浜を守る
観音様がだと思い、菩提寺の常照寺に奉納しました。
かさもりさん(瘡守稲荷)
五穀豊穣、皮膚病除けとしていつの頃からか祀られるよう
になりました。特に吹き出物に霊験があると言われ、笠守と
書き松笠を数珠のようにつないで献ずる信仰がありました。
----------------(常照寺 境内案内板より)
焼津市のサイト内に魚籃観音のお話が書いてあったので
リンクしておきますね(↓)。
https://www.city.yaizu.lg.jp/rekimin/bunkazai/mukasibanasi/folktale_14.html
【お地蔵様】
土台に書いてあった文字がこちら。
仏教はよくわかりませんが向かって左から右に…
「地獄無限代受苦」「餓鬼飢渇皆飽満」
「畜生披毛速解脱」「修羅調伏我慢幢」
「人間済度生死海」「天上遠離五衰難」

【「びんずるさん」と「笠守」】

「びんずる」とはお釈迦様のお弟子さんで十六羅漢の筆頭。
漢字で書くと「賓頭盧(びんずる)」。調べてみるとお寺では
撫でた部分の病を治す像としてお堂前に鎮座していることが
よくあるようです。

「笠守」。
由緒に書かれる通り五穀豊穣、皮膚病除けの瘡守稲荷。
神社で言うところの石切神社みたいなものでしょうか?
吹き出物を治してくれるそうですよ。

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