色々な本に出会いたくて「ターントクルこども館」へ。
無料で楽しめるスペースには子供が読む絵本がメインだが、
大人が楽しめる本までたくさん揃っていて楽しい。
中は「こんな本があったのか!」というまで。
ココで衝撃を受ける絵本に出会ったので紹介したいと思う。
ほんの一部のページを抜き出して貼っておきますね。
大人の絵本コーナーに置いてあったそのタイトルは…
悪い本

「はじめまして わたしは悪い本です」

「いつか あなたはわたしがほしくなる
わたしと なかよくなりたくなる」

「そしたらわたしは あなたにおしえてあげる
このよのなかで いちばん悪いことを」

「いちばん悪くなったなら なんでもできるようになる」

「いつかあなたは わたしがほしくなる
そのときまたあいましょう わたしはまっていてあげる
ずうっと ずうっと」

「あなたが わたしをわすれても
わたしは あなたをわすれない」

先程説明した通りこれはほんの一部。
怪談えほんシリーズだが、怪談というよりもサイコホラー。
他のページもめくるたびゾクゾクとする誘い文句でこちら側に
訴えかけてくる。クマの形をした悪魔の誘惑は媚薬か劇薬か。
どんな無垢な人間でもいつかは「悪」を知るようになる。
その時その「悪」を欲するか拒むかは自由ではあるが、
クマさんは“汚れていない人間はいないよ”と言わんばかりに
「待っていてあげる」という。
全ての内容が知りたい人はこちら。
YouTubeより動画を拝借。
「悪い本」はその内容にも絵にも不思議な魅力がある。
この本を欲しいと思った時点で私は悪魔に魅入られてしまった
ということだろうか(購入予定)。
【+αおまけ】
こんな本もあったので紹介。
焼津の人間なら楽しく読めると思う。
・やいやい焼津弁 いやこまる焼津弁
・やぇーづべんでむかしばなし

焼津弁訛りの強い人って今ほぼ高齢者くらいなものだけど、
焼津民の私、流れるようにスラスラ余裕で読めました。
(脳内でイントネーションも完璧に)



この二冊いいなぁと思ったけど調べてみたらどうやら市販は
されていないっぽい。どこかで手に入らんもんかねー。
★上の文を焼津弁で…
「この二冊えぇーなぁーって思っただけぇーがさ、
ちぃーっと調べてみたらなんか店じゃ売ってねぇーらしいやぁ。
やいやい、どっかで手にはいらんもんかやぁー」
ブログに訪問ありがとう。
記事が面白かったら拍手をポチッとよろしく。
また凄い本を見つけましたね。リンク先も見せてもらいましたが、私にはこの本の価値が分からないです。作者や出版社やこれを置いているこども館はなにをねらっているんでしょう。これを読んだ子供は怖くて悪いことができなくなるのがねらい?でも、悪いことをすることに興味をもつきっかけにもなりそうです。
いつもコメントありがとうございます。
人間は様々。受け取る側の考えもそれぞれなので、tomabiさんのようにこの本が「あまり良くないもの」と捉える人もいらっしゃるんだなと。ですがこれはあくまで「おとなの絵本」コーナーにあったので子供は読まないと思うし、置いている施設が“何を意図して”とかそういうのも無いのではないかなと。
大人の私はこの絵本に「深いな」という感想を持ちました。
そしてこの本を欲しいと思いました。悪いこと=どんな悪い事なのかは具体的には書かれていません。仮に子供が読む事があっても意味はわからないと思いますし、その子供自身が考える「悪い事」に興味を持ったとしても“ちゃんとした親の教育”があれば必ずそこでブレーキがきくから大丈夫かと。
仮にこの本を子供に読ませたくなくても、もし読んでしまった場合は最終的にケアするのは大人なので、大人がちゃんと教えてあげれば良いだけのことと思います。