相変わらず描いたまま投げっぱなしでございますw
「日本人なら古事記を読もう!」ってなわけで、
こんなお話があるんだよと広める活動をしております。
神話や古代史と聞くと「難しい文章を読むのはちょっと…」
と敬遠してしまう人が多いので「なら漫画ならどうよっ!」
ってね。いかがっすか?古事記漫画。( ^ω^ )
※作品の権利は放棄していません。無断転載やトレパクなど、
シナチョンレベルに堕ちるのはやめましょうw
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海から来る神
大国主が美保の岬に居た時のこと。
沖の方からガガイモの実を二つに割ったものを船にして、
ミソサザイ(蛾)の皮を剥いだものを着物にした小人のような神
がやってきます。大国主はその神に「貴方は誰か?」と名を
尋ねるのですが何も言わない。お供の神々も誰ひとり
その小さな神について知っている者がいません。
皆で困っていると、そこにヒキガエルがやってきます。
ヒキガエル曰く…「この神についてはクエビコが知っている」。
大国主がクエビコを召し寄せ名を尋ねるとこう言いました。
「その神は神産巣日神の御子で、少彦毘古那神でございます」

次に大国主は高天原までこの神を連れて行き、
少彦毘古那神について神産巣日神に尋ねてみました。
「確かに私の子です。沢山いる子供のうち、
指の股から零れ落ちた子です」
そして神産巣日神は続けて彼にこう言いました。
「あなたたちは兄弟となり二人で力を合わせ、
国作りを完成させなさい」
命じられるままに大国主は少彦毘古那神と国作りに取り掛かります。
しかしそんなある日のこと。
まだ事の成らないうちに少彦毘古那神は、
海の彼方にある『常世の国』へ旅立ってしまいます。
話は変わりますが少彦毘古那神の名を告げたクエビコというのは
今の世で言うところの「山田のそほど(案山子)」と呼ばれる者。
この神は足があっても歩く事が出来ないが、
天下の事なら何でも知ってる尊い神様なのです。

さて、国作りを行っていた途中で一人にされてしまった大国主。
「私一人になってしまい、
これからどうして国作りをしたらいいんだろう…
どんな神と一緒に国を作ればいいんだろう」
と感慨を漏らしていると、遠い沖合より光り輝きながら
こちらに近づいてくる神がいました。その神が言うには
「私はお前の幸魂・奇魂。
私を祭り崇めるなら協力してやってもいい。
それでなければ、お前がこの国を治めるには難しいだろう」
ではどんな風にお祀りすれば?と大国主が尋ねると…
「身を清めて、大和国を青垣のように囲む山々の
東の山頂に私を祀れ」
彼に言われるままにこの神を祀り、国作りを再開させました。
大国主が大和国の御諸の山(三輪山)にお祀りした神、
名を『大物主神』と言います。

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★その2に続く。
→ http://ajiteiseruna.blog.fc2.com/blog-entry-505.html
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