想像しがちですよね。最近の若い世代の人たちは、
果たして削られる前の形状をどれだけ知っているのでしょうか。
私が幼稚園児だった頃(三十ン年前w)の話になりますけれども、
祖母が、枯れ節を削り器で削っては小さな引き出しから取り出す
作業を「何だか面白そうだなぁ」という気持ちになりながら
じいっと見ていました。枯れ節は削っていくうちどんどん小さく
なっていくのですが、その小さくなった鰹節を祖母にもらって、
チュウチュウと舐めていた…そんな思い出があります。
残念な事に現在ウチではもう、鰹節を昔のように削り器でという
事は全くやらなくなってしまいました。便利さに負けて近代化
されたパックの削り節です。こうやって少しづつ昔からのものが
失われていくんだろうなと考えると勿体無いというか、残念。
かつぶしをかく道具が欲しいなとは前々から思ってはいるけれど、
高いし面倒。いまだ買わずじまいでいます。orz
どうでもいい話ですがアツアツのご飯の上に鰹節をまぶし、
醤油をたーっと垂らした『ねこまんま』は美味しいですよね。
この旨さは侮れない。( ´∀`*)
さて、11月23日は新嘗祭。
みんな、日々口にするごはんに感謝はしているかい?
今年の収穫を祝って感謝をする日ですよ。皇居内では『神嘉殿』
にて、天皇陛下がお祭りをされます(宮中で最も大事な儀式)。
神に神饌を供えて五穀豊穣を感謝したあと、自らもそれを
お召し上がりになるのです(神人共食でググれ)。
新嘗祭は勤労感謝の日という言葉に変えられてしまいましたが、
知らなかったという人は是非憶えていって下さいね。
11月23日の勤労感謝の日は、本来の「新嘗祭」という呼び方に
した方が素敵だと思いますが如何でしょう?( ^ω^ )
私が生まれ育った焼津からは毎年皇室に、この新嘗祭の神饌用
として鰹節水産加工業協同組合より本枯節を献上しています。
→ http://www.katsuobushi-kyo.or.jp/yaizukatsuo.html
献上する役割の人は毎年、組合員の中から4組の夫婦が選出。
今年の『神饌鰹節』は11月5日に鰹節会館にて桐箱に箱詰め、
11月7日に代表者の手により皇室に献上されたそうです。
ちなみに宮中で行われる新嘗祭では、
この鰹節を混ぜて粥が炊かれ、神様にお供えされるのだとか。
全国にある各神社でも、新嘗祭が行われていると思います。
私は声を大にして言いたい。日本に生まれ育ったのならばさ、
こういうお祭りこそみんなで大事にしましょうよ。
ハロウィンだのクリスマスだのは嫌いじゃないけれども、
西洋の祭りなんかはどうでもええのです。そんなのは二の次!
近くにあるものこそ、もっと目を向けて欲しいのです。
【余談です】
寒い中で何時間も行われる神事は大変です。今年も一部の神事
(深夜に行われる儀式)を陛下がおとりやめになったのだとか。
陛下はご高齢ですし、お体の事がとても心配です。
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